エルマカロン（2009年生、母テンシノナミダ）

エルマカロン（2009年3月27日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「母父名の一部＋マカロン（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のスズカマンボ（当時8歳）と交配したテンシノナミダが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地14戦0勝2着1回、地方32戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2013年の4歳以上C2一。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グランド牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、三宅勝俊によって483万円で落札された。

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

3月25日、デビュー戦は尾島徹騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず15着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた2戦目は、3歳戦のつつじ賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（2戦0勝）。17頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で尾島徹騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

7月1日、中3週で迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2200m 雨/良）に出走。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は尾島徹騎手（4戦0勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

8月4日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

9月1日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったダイシンハンターに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

9月15日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた10戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2400m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

12月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から15kg増やして迎えた11戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

4歳（2013年）

1月4日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて、最後は2着のハートランドベストを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

1月24日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、ホーマンアクセルに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月7日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のロードテイクオフに2馬身の差をつけて2勝目を手にした。

3月10日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の熊野特別（中京芝2200m 小雨/良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

5月5日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は森一馬騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた18戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

5月26日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は森一馬騎手（2戦0勝）。18頭立ての18番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

9月25日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた20戦目は、コスモス特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

10月20日、中3週で迎えた21戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、もみじ賞（盛岡芝1000m 雨/重）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた22戦目は、葛根田渓谷レース（盛岡芝1700m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、シャイニータキオンに半馬身交わされて2着となった。

11月18日、中1週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた23戦目は、北三陸冬の市レース（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた24戦目は、ロッククリスタルレース（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた25戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、アメジストレース（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったワタリエナジーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

12月31日、中1週で迎えた26戦目は、オッズパーク杯（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

5歳（2014年）

1月5日、連闘で迎えた27戦目は、ちゃんこ太五郎杯（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大坪慎騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

3月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた28戦目は、岩手春の扉レース（水沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で大坪慎騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた29戦目は、レグルスレース（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大坪慎騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1五（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で大坪慎騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

5月5日、連闘で迎えた31戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で大坪慎騎手（6戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

5月11日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で大坪慎騎手（7戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい5着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた33戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、未知の駒会メンバーズカップ（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて6着に終わった。

6月1日、連闘で迎えた34戦目は、一般C2（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は大坪慎騎手（8戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

6月7日、連闘で迎えた35戦目は、つりがねそうレース（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（9戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

6月16日、連闘で迎えた36戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大坪慎騎手（10戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

6月22日、連闘で迎えた37戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大坪慎騎手（11戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に終わった。

6月30日、連闘で迎えた38戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で大坪慎騎手（12戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、ヘイハチダーリンにハナ差交わされて2着となった。

7月7日、連闘で迎えた39戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で大坪慎騎手（13戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に終わった。

7月14日、連闘で迎えた40戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で大坪慎騎手（14戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月21日、連闘で迎えた41戦目は、東北楽天ゴールデンイーグルス賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で大坪慎騎手（15戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた42戦目は、一般C2三（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で大坪慎騎手（16戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた43戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で大坪慎騎手（17戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が冴えず4着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた44戦目は、一般C1十（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で大坪慎騎手（18戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

9月13日、中1週で迎えた45戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1九（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のクイーンザリッチを半馬身振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

9月28日、中1週で迎えた46戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。