エミーリオ（2014年生、母プライムオブユース）

エミーリオ（2014年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時11歳）と交配したプライムオブユースが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は日高大洋牧場。2022年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、日高大洋牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、加藤誠によって648万円で落札された。

田中剛厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2017年）

1月29日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

3月5日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月12日、連闘で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい11着に終わった。

6月25日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

7月29日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

8月19日、中2週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

9月29日、中5週で迎えた7戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したヌーヴェルモードにアタマ差届かず2着に甘んじた。

10月12日、中1週で迎えた8戦目は、永井孝典騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 雨/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた9戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C2（園田ダート1870m 晴/重）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったスターライトブルーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

12月12日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は永島太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウアッパレをクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（2018年）

1月11日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のイクシアに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

2月7日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永島太郎騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のダイシンウィンを半馬身振り切って制した。

3月22日、中5週で迎えた14戦目は、DASH観音寺特別（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で永島太郎騎手（4戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のウインハイラントに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月26日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上B2（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で永島太郎騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた16戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、リードを2馬身以上確保して、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

6月22日、中4週で迎えた17戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて6着に敗れた。

11月4日、約4か月半の休み明けで迎えた18戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

5歳（2019年）

1月12日、中9週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

3月17日、中8週で迎えた20戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のキングリッドをクビ差振り切って5勝目をマークした。

4月7日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の隅田川特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、伸びてきたソロフレーズ決め手に屈してクビ差の2着となった。

4月27日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下の秩父特別（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた23戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず3着に敗れた。

7月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの月岡温泉特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

8月25日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上2勝クラスの五頭連峰特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（4戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

9月21日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

12月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から8kg絞って迎えた27戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上2勝クラスのベストウィッシュカップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦1勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい16着に終わった。

6歳（2020年）

2月9日、中5週で迎えた29戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝2910m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月1日、中2週で迎えた30戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月9日、中9週で迎えた31戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は上野翔騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったシャリオヴァルトから1馬身1/4差の2着となった。

5月30日、中2週で迎えた32戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝3000m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったマンノグランプリから7馬身差の2着となった。

8月30日、約3か月の休み明けで迎えた33戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったケイブルグラムから約12馬身差の2着に敗北した。

9月20日、中2週で迎えた34戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。鞍上は江田勇亮騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月10日、中2週で迎えた35戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は上野翔騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったモザイクからハナ差の2着に甘んじた。

7歳（2021年）

11月27日、約14か月の休み明けで迎えた36戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず16着に終わった。

12月28日、中3週で迎えた37戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 曇/良）に出走。鞍上は草野太郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。3着に終わった。

8歳（2022年）

1月23日、中3週で迎えた38戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のエイムアンドエンドに3馬身半の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

4月30日、約3か月の休養明けで迎えた39戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2770m 晴/重）に出走。鞍上は上野翔騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた40戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（4戦0勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月20日、約3か月の休み明けで迎えた41戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で上野翔騎手（5戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったメイショウアルトから1馬身差の2着となった。

9月24日、中4週で迎えた42戦目は、清秋ジャンプステークス（中山障害芝3210m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で上野翔騎手（6戦0勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

12月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた43戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で上野翔騎手（7戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

9歳（2023年）

1月7日、中3週で迎えた44戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝3200m 外→内晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で上野翔騎手（8戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。4着を確保した。

3月18日、中9週で迎えた45戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で上野翔騎手（9戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月15日、中3週で迎えた46戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り雨/重）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で上野翔騎手（10戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月24日、中9週で迎えた47戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 曇/良）に出走。鞍上は草野太郎騎手（3戦1勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月23日、約3か月の休み明けで迎えた48戦目は、清秋ジャンプステークス（中山障害芝3210m 曇/稍重）に出走。鞍上は江田勇亮騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。