トウヨウムスメ（2000年生、母サマーアフタヌーン）
Toyo Musume
2000.03.24
トウヨウムスメ（2000年3月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「東洋娘」。毛色は鹿毛。種牡馬のアサティス（当時15歳）と交配したサマーアフタヌーンが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方33戦5勝2着6回。主な勝ち鞍は2004年のベイサイド特別(一般C2一)。
経歴
デビュー前
12歳のとき、グランド牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、新冠伊藤牧場によって73.5万円で落札された。
桧森邦夫厩舎（北海道）へ入厩。
2歳（2002年）
5月5日、デビュー戦は沼沢英知騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。
5月15日、中0週で迎えた2戦目は、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沼沢英知騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったナカノリューから3馬身差の2着となった。
5月28日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジI（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で沼沢英知騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。3着に入った。
6月5日、連闘で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジI（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で沼沢英知騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。
8月14日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、2歳（旭川ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で沼沢英知騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったセイクリッドバードから3馬身差の2着となった。
8月29日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、2歳（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で沼沢英知騎手（5戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。
9月17日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジII（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で沼沢英知騎手（6戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。11着に終わった。
9月24日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジII（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で沼沢英知騎手（7戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のマグマリードをアタマ差制して待望の初勝利を挙げた。
3歳（2003年）
1月18日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた9戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の呉竹賞（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では見所を作れず15着に終わった。
3月16日、中7週で迎えた10戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず14着に終わった。
4月5日、中2週で迎えた11戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。
4月27日、中2週で迎えた12戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。17頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。
5月18日、中2週で迎えた13戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は大庭和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。
6月23日、中4週で迎えた14戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、水無月特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。
12月15日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。
4歳（2004年）
1月3日、中2週で迎えた16戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、4歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。
2月5日、中4週で迎えた17戦目は、4歳（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛進したが、オーペルマに交わされて2馬身差の2着となった。
5月19日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、一般C2十（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。
6月9日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2六七（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。
6月18日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、一般C2四アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤博紀騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入った。
8月10日、中7週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた21戦目は、アクアライン特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤博紀騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったジュドランジュに詰め切れず、4馬身差の2着となった。
9月6日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の一般C2五 C3一（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤博紀騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るジュドランジュを途轍もない末脚でクビ差だけ差し切って久方ぶりに勝利を挙げた。
10月6日、中3週で迎えた23戦目は、一般C2二三（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤博紀騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るモエレビューティを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて3勝目を収める
10月19日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の一般C1五 C2一（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤博紀騎手（7戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。
11月25日、中4週で迎えた25戦目は、ベイサイド特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤博紀騎手（8戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のスプリングフライトを3/4馬身振り切って4勝目をゲットした。
12月22日、中3週で迎えた26戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸びを見せたが、勝ったアプロバリエンテにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。
5歳（2005年）
1月25日、中4週で迎えた27戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、マイスターチャレンジ（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、勝ったヒポクラテスにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。
2月10日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1五（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るタカミルーチェを上がり2位の末脚でハナ差だけ差し切って5勝目を収める
2月28日、中2週で迎えた29戦目は、春暖賞（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（9戦3勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。
3月15日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（10戦3勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。
3月30日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1三（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤博紀騎手（11戦3勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。
4月19日、中2週で迎えた32戦目は、陽炎特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤博紀騎手（12戦3勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。
9月29日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた33戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。
10月12日、中1週で迎えた34戦目は、一般C1四（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。
11月9日、中3週で迎えた35戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（13戦3勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。
11月23日、中1週で迎えた36戦目は、一般C1四ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（14戦3勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。
11月29日、連闘で迎えた37戦目は、一般C1五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤博紀騎手（15戦3勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に終わった。
6歳（2006年）
1月24日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた38戦目は、群雄特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。