ドリームサンデー（2004年生、母ボストンタイム）

ドリームサンデー（2004年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「母母名の一部＋日曜日」。毛色は青毛。種牡馬のタイキシャトル（当時10歳）と交配したボストンタイムが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者はロイヤルファーム（有）新冠支場。戦績は、中央平地36戦6勝2着6回。2010年の金鯱賞(G2)で2着に入った他、2009年の中日新聞杯(ハンデG3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

池江泰郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

9月10日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月23日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

10月1日、連闘で迎えた3戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

3歳（2007年）

4月8日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から42kg増やして迎えた4戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のリミットブレーカーに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

4月28日、中2週で迎えた5戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の八重桜賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

5月26日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、アドマイヤゴルゴに交わされて1馬身差の2着となった。

6月9日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下のマカオジョッキークラブトロフィー（中京芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

11月18日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上500万下の本宮特別（福島芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤木高太郎騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、イイデレインジャーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

12月2日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の尾頭橋特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で赤木高太郎騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた10戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたスパニッシュソウル決め手に屈してハナ差の2着となった。

4歳（2008年）

1月20日、中4週で迎えた11戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の遠賀川特別（小倉芝1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のマイネルスパーダに1馬身半の差をつけて優勝

3月16日、中7週で迎えた12戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の名鉄杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の山陽特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

5月24日、中7週で迎えた14戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の小牧特別（中京芝2000m 雨/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のクイックシューターに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月21日、中3週で迎えた15戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のウインズ新横浜開設記念（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の三木特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

8月23日、中6週で迎えた17戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の日高特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のネオスピリッツに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

12月13日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、3歳以上1600万下の元町ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

12月21日、連闘で迎えた19戦目は、3歳以上1600万下の逆瀬川ステークス（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

5歳（2009年）

1月25日、中4週で迎えた20戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の長篠ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

2月22日、中3週で迎えた21戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の関門橋ステークス（小倉芝1800m 雨/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のクラクエンスキーに1馬身半の差をつけて5勝目をゲットした。

3月14日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデG3の中京記念（中京芝2000m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦1勝）。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

4月25日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、オーストラリアトロフィー（京都芝1800m 外回り小雨/不良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のマストビートゥルーに3馬身半の差をつけて6勝目をマークした。

5月9日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた24戦目は、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

7月12日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、巴賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、マンハッタンスカイにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月26日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデG3の函館記念（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（3戦2勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

8月23日、中3週で迎えた27戦目は、G2の札幌記念（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた28戦目は、札幌日経オープン（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

12月12日、約3か月の休み明けで迎えた29戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の中日新聞杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、アーネストリーに半馬身交わされて2着となった。

6歳（2010年）

2月6日、中7週で迎えた30戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって11着に敗れた。

2月28日、中2週で迎えた31戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、G2の中山記念（中山芝1800m 晴/不良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

4月11日、中5週で迎えた32戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、福島民報杯（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた33戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、G3のアンタレスステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

5月29日、中4週で迎えた34戦目は、G2の金鯱賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、アーネストリーに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

7月25日、中7週で迎えた35戦目は、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、3着に入った。

8月22日、中3週で迎えた36戦目は、G2の札幌記念（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。