ジェンツサンダー（1996年生、母ルウイーダ）

Gents' Thunder

1996.03.14

ジェンツサンダー（1996年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時9歳）と交配したルウイーダが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ナカノファーム。戦績は、中央平地1戦0勝、地方13戦11勝2着2回。主な勝ち鞍は2000年のアルゲニブ賞(一般B3三)。

経歴

デビュー前

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

5月30日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は530kg。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

12月12日、約6か月半の休養明けで迎えた2戦目は、古泉悟騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のナカトップベビーに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月25日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古泉悟騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のパシェンテに1馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

4歳（2000年）

1月2日、連闘で迎えた4戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で古泉悟騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のトヨサンセンプーに5馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

1月24日、中2週で迎えた5戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で古泉悟騎手（3戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のタヤスマイサニーに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月26日、中4週で迎えた6戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で古泉悟騎手（4戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のレインボーダークに半馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4月23日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で古泉悟騎手（5戦5勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったドラゴンリアルオーから2馬身半差の2着となった。

5月20日、中3週で迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（大井ダート1500m 内回り 雨/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアミールジェントに5馬身の差をつけて優勝

6月8日、中2週で迎えた9戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1500m 内回り 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るオリオンザチャンプを驚異的な末脚でアタマ差だけ差し切って7勝目をつかんだ。

6月21日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2四（大井ダート1600m 内回り 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のウエルシンフォニーに3馬身の差をつけて8勝目を収める

8月24日、中8週で迎えた11戦目は、江戸川区特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のピュアエンジェルに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月10日、中1週で迎えた12戦目は、うお座特別（大井ダート1600m 内回り 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパワーバーストに5馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

9月28日、中2週で迎えた13戦目は、アルゲニブ賞（大井ダート1600m 内回り 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のエキスポキングに1馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

10月13日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦のマーキュリー賞（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦5勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、伸びてきたウエノマルルドルフ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。