ブライティアアネル（2008年生、母ブライティアリンダ）

ブライティアアネル（2008年3月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋指輪（ポルトガル語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラチトセオー（当時18歳）と交配したブライティアリンダが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は沖田博志。戦績は、中央平地7戦0勝、地方23戦6勝2着6回。主な勝ち鞍は2011年の連合岩手優駿の会ガンバロウ岩手(一般C1三)。

経歴

デビュー前

尾関知人厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

3月20日、デビュー戦は横山義行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた2戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイトライラック特別（大井ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

6月5日、中6週で迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた4戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず12着に終わった。

7月26日、中3週で迎えた5戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の金沢犀川賞（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

8月27日、中4週で迎えた6戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

9月24日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた7戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のスマイルカナチャンに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月3日、連闘で迎えた8戦目は、一般C2十三（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフジアムールに7馬身の差をつけて断然人気に応えた。

10月16日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したローズウィルドゥを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

10月24日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で関本淳騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のシャインリーオウをクビ差振り切って3勝目を手に入れた。

11月7日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で関本淳騎手（4戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロードクリスタルに約11馬身の大差をつけて勝利を手中に収めた。

11月19日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1十（盛岡ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で関本淳騎手（5戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のタグライディーンに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

12月4日、中1週で迎えた13戦目は、錦秋湖賞（盛岡ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で関本淳騎手（6戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた14戦目は、伝統の味岩谷堂羊羹レース（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は8戦連続で関本淳騎手（7戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で急追したが、勝ったシャインリーオウに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月30日、中1週で迎えた15戦目は、連合岩手優駿の会ガンバロウ岩手（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は9戦連続で関本淳騎手（8戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のカゼノルビーに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4歳（2012年）

1月8日、連闘で迎えた16戦目は、はまゆり賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で関本淳騎手（9戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、コスモクルトゥーラに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

8月19日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた17戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

10月8日、中6週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた18戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた19戦目は、花田大昂騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

5歳（2013年）

1月23日、約3か月の休み明けで迎えた20戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

3月6日、中5週で迎えた21戦目は、山本聡紀騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十十一（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、伸びてきたルンバビーン決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

3月26日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2九十（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2七八（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったクリールマグナムにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4月22日、中1週で迎えた24戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六（大井ダート1400m 晴/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた25戦目は、こぎつね座特別（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

6月5日、中2週で迎えた26戦目は、「HERO」賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、若干遅いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

7月9日、中4週で迎えた27戦目は、一般C2六七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

7月30日、中2週で迎えた28戦目は、一般C2六七（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したフォッケウルフを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

8月27日、中3週で迎えた29戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた30戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。