ケンタッキーハット（2004年生、母アートウィルサミー）

ケンタッキーハット（2004年4月7日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「地名（アメリカ）＋帽子」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時9歳）と交配したアートウィルサミーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）フジワラ・ファーム。戦績は、中央平地12戦0勝、地方30戦9勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の北山崎レース(一般B1三)。

経歴

デビュー前

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

1月20日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず13着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

5月5日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

5月20日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた4戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

7月21日、中8週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた5戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小林久晃騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい13着に終わった。

12月1日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C3十二（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサクラアムールに9馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月23日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた9戦目は、一般C3八（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジェイキングに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4歳（2008年）

3月2日、中9週で迎えた10戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で大外18番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、5着を確保した。

3月15日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に敗れた。

4月19日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた13戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

5月31日、中3週で迎えた14戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 雨/良）に出走。18頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ伸び切れず16着に終わった。

9月7日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のボウキョウに7馬身の差をつけて断然人気に応えた。

9月15日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヤマボウシピンクに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月28日、中1週で迎えた17戦目は、レストランろーりえ賞（盛岡ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（4戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマンハッタンナイトに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月1日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、一般B2十一（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（5戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた19戦目は、一般B2十二（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（6戦5勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のニシネホウジュに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月30日、中1週で迎えた20戦目は、一般B2九（水沢ダート1600m 雪/不良）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（7戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスカイラプターに9馬身の差をつけて7勝目を手に入れた。

12月14日、中1週で迎えた21戦目は、一般B2六（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で村上忍騎手（8戦7勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のセンタージールに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月28日、中1週で迎えた22戦目は、師走賞（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は8戦連続で村上忍騎手（9戦8勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

5歳（2009年）

3月21日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、北山崎レース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヒシリーガルに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月4日、中1週で迎えた24戦目は、岩手日報杯（水沢ダート1900m 小雨/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（10戦8勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

5月5日、中3週で迎えた25戦目は、駒形賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（11戦8勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

5月31日、中3週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた26戦目は、フェザン杯（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（12戦8勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた27戦目は、石鳥谷夢まつりレース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（13戦8勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

7月26日、中5週で迎えた28戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、小久慈焼レース（盛岡芝1700m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた29戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、馬ふゅーむ誕生記念（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた30戦目は、モツ家権カップ（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた31戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、南部杯カウントダウン22（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた32戦目は、南部杯カウントダウン9（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（2戦1勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ワラッテオクレヨにアタマ差交わされて2着となった。

10月18日、中1週で迎えた33戦目は、遠野伝承園レース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた34戦目は、11月3日は競馬の祭典JBC賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（14戦8勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

11月28日、中3週で迎えた35戦目は、横手かまくらレース（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は高松亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた36戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、折爪岳レース（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた37戦目は、洋野町南部もぐりレース（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

6歳（2010年）

3月22日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から13kg減らして迎えた38戦目は、大崎市鹿島台互市レース（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（5戦1勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた39戦目は、一般B2一（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（6戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた40戦目は、十文字のラーメンレース（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（7戦1勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

5月16日、中3週で迎えた41戦目は、一般B2一（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（8戦1勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

7月11日、中7週で迎えた42戦目は、森岳温泉郷レース（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本聡哉騎手（9戦1勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。