ブライアンビクター（2016年生、母マルサヒロイン）

ブライアンビクター（2016年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時13歳）と交配したマルサヒロインが18歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は春木ファーム。2018年のチャレンジ（4）に勝利した他、2019年の湾岸ニュースターカップ(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、春木ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、廣瀬普によって464.4万円で落札された。

大橋敬永厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2018年）

9月19日、デビュー戦は藤原幹生騎手を鞍上に据えて、2歳（笠松ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。4頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカサマツアトリアに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月4日、中1週で迎えた2戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのジュニアクラウン（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したボルドープラージュを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

10月19日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のてまり菊特別（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るドリームパーリオを異次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月8日、中2週で迎えた4戦目は、2歳戦のマックル賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（2戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったフォアフロントに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月22日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのチャレンジ（4）（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るフォアフロントを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

3歳（2019年）

1月1日、中5週で迎えた6戦目は、3歳地方重賞の湾岸ニュースターカップ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤原幹生騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のフォアフロントに3馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

1月24日、中2週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤原幹生騎手（5戦4勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、オオエフォーチュンに交わされて1馬身半差の2着となった。

2月21日、中3週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の園田ユースカップ（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で藤原幹生騎手（6戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。