フォアフロント（2016年生、母サジッタ）

フォアフロント（2016年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のスターリングローズ（当時19歳）と交配したサジッタが7歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）新生ファーム。2019年のぎふ清流カップ(地方重賞)に勝利した他、2018年のジュニアキングを制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

井上孝彦厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2018年）

7月12日、デビュー戦は佐藤友則騎手を鞍上に据えて、2歳（笠松ダート800m 曇/良）に出走。馬体重は453kg。4頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、マナラニに交わされて3馬身差の2着と苦杯を喫した。

9月6日、中7週で迎えた2戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のがんばれ!2歳優駿（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマッチデースを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月19日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして抜け出し、最後は2着のフィットオーヒに3馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

10月4日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのジュニアクラウン（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（2戦2勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

11月8日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた5戦目は、2歳戦のマックル賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のブライアンビクターに1馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

11月22日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンのチャレンジ（4）（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ブライアンビクターに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月13日、中2週で迎えた7戦目は、2歳オープンのジュニアキング（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のセントサレディーに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3歳（2019年）

1月1日、中2週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の湾岸ニュースターカップ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤友則騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったブライアンビクターに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2月6日、中4週で迎えた9戦目は、3歳戦のスズナ特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤友則騎手（5戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマサノビジョンを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

2月26日、中2週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞のスプリングカップ（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤友則騎手（6戦3勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の中京ペガスターカップ（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤友則騎手（7戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のように急駛したが、勝ったトリマゴラッキにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

5月2日、中6週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞のぎふ清流カップ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（8戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のアンタエウスに2馬身半の差をつけて6勝目を収める

6月11日、中2週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（9戦4勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、3着に入った。

7月30日、中6週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞のMRO金賞（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（10戦4勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したテツにクビ差届かず2着となった。

9月16日、中6週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞の西日本ダービー（西（高知ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤友則騎手（11戦4勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、勝ったアルネゴーにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。