アルネゴー（2016年生、母シゲルヨリツキ）

アルネゴー（2016年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のローレルゲレイロ（当時12歳）と交配したシゲルヨリツキが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は長浜秀昭。2019年の西日本ダービー（西(地方重賞)に勝利した他、2019年の黒潮皐月賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、長浜秀昭から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、田村章によって324万円で落札された。

細川忠義厩舎（高知）へ入厩。

2歳（2018年）

7月29日、デビュー戦は大澤誠志郎騎手を鞍上に据えて、2歳（高知ダート800m 曇/重）に出走。馬体重は443kg。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（高知ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大澤誠志郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた3戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、2歳（高知ダート800m 曇/不良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のワンワールドラインに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月17日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（1戦1勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るボルドーアストルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて制した。

10月21日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、2歳（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は大澤誠志郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた6戦目は、2歳（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシェナパドメに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

11月18日、中1週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞の黒潮ジュニアチャンピオンシップ（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のグローサンドリヨンに1馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

12月16日、中3週で迎えた8戦目は、2歳戦のペガサス特別（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（4戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のニッセイオーを半馬身振り切って5勝目を奪取した。

12月28日、中1週で迎えた9戦目は、2歳地方重賞の金の鞍賞（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で倉兼育康騎手（5戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のヒゲクレイジーを半馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

3歳（2019年）

1月27日、中3週で迎えた10戦目は、あったかコーヒー特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で倉兼育康騎手（6戦6勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のモアニレフアを半馬身振り切って怒涛の5連勝を決めた。

2月10日、中1週で迎えた11戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の土佐水木特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のコスモアニモーソを半馬身振り切って獅子奮迅の6連勝を決めた。

3月5日、中2週で迎えた12戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（7戦7勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の土佐春花賞（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（8戦7勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

3月31日、中1週で迎えた14戦目は、祝・洋一40周年特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（9戦7勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のプラントハンターに1馬身の差をつけて勝利をモノにする

4月13日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦の仙台屋桜特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で倉兼育康騎手（10戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアポロンを次元の違う末脚で半馬身差し切って制した。

4月29日、中1週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞の黒潮皐月賞（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で倉兼育康騎手（11戦9勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のコスモアニモーソに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月17日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、3歳戦の栴檀特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で倉兼育康騎手（12戦10勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したナンヨーオボロヅキにクビ差届かず2着に惜敗した。

9月16日、中3週で迎えた18戦目は、3歳地方重賞の西日本ダービー（西（高知ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で倉兼育康騎手（13戦10勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のフォアフロントに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月14日、中7週で迎えた19戦目は、3歳地方重賞の楠賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で倉兼育康騎手（14戦11勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた20戦目は、3歳戦の満天星特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で倉兼育康騎手（15戦11勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた21戦目は、3歳戦の土佐寒蘭特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で倉兼育康騎手（16戦11勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

4歳（2020年）

4月23日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた22戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、サッポロGOLD STAR特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。5頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた23戦目は、キズナ・プレミアム（門別ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた24戦目は、地方重賞の赤レンガ記念（門別ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阪野学騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた25戦目は、キタサンブラック・プレミアム（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で阪野学騎手（3戦0勝）。4頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず3着に終わった。

10月22日、約4か月半の休み明けで迎えた26戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のけやき賞（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

11月26日、中4週で迎えた27戦目は、’20 まがたま賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

12月24日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の武州賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本直哉騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

5歳（2021年）

1月1日、連闘で迎えた29戦目は、初夢特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本直哉騎手（3戦0勝）。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。

2月2日、中4週で迎えた30戦目は、早春賞（浦和ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で橋本直哉騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた31戦目は、春花特別（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で橋本直哉騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

4月24日、中7週で迎えた32戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、ディープ板橋特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったデルマカシャーサに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5月8日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2-2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で郷間勇太騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた34戦目は、ひさし君1周年特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で郷間勇太騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したメイショウゴテツにクビ差届かず2着に惜敗した。

6月12日、中2週で迎えた35戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、青梅特別（高知ダート1300m 小雨/重）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた36戦目は、泉名一真生誕前夜特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は郷間勇太騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

7月31日、中4週で迎えた37戦目は、エピカリス賞（高知ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷間勇太騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に終わった。

8月28日、中3週で迎えた38戦目は、五台山特別（高知ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で郷間勇太騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったコスモアモルに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。