ナカヤマサミット（1987年生、母ラブリーピット）

ナカヤマサミット（1987年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のルイヴイルサミツト（当時7歳）と交配したラブリーピットが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は合資会社青森牧場。戦績は、中央平地14戦3勝2着5回、地方10戦1勝。主な勝ち鞍は1990年の六社特別(900万下)。

経歴

デビュー前

阿部新生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1989年）

6月17日、デビュー戦は郷原洋行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた2戦目は、出口明見騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が冴えず3着に終わった。

12月24日、約6か月の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は郷原洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

3歳（1990年）

1月6日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋行騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

1月27日、中2週で迎えた5戦目は、谷中公一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、マイコレクションに交わされて1馬身半差の2着となった。

2月4日、連闘で迎えた6戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で谷中公一騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったヤマショウプリンスにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

2月18日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で谷中公一騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、最後はマヤノディザイアと並んで3着同着となった。

3月11日、中2週で迎えた8戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、スーパーデュネットにハナ差交わされて2着に甘んじた。

4月7日、中3週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は郷原洋行騎手（3戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のように急駛したが、勝ったハシノレッドリーフに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月19日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、4歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は谷中公一騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったピュアーブレッドに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月1日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で谷中公一騎手（4戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のオリンピアギンガを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

9月23日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の十和田湖特別（函館芝1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で谷中公一騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のミスターケイワンをハナ差振り切って2勝目を挙げた。

10月13日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の六社特別（東京芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で谷中公一騎手（6戦2勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のビューチフルロマンをアタマ差振り切って勝利を手に入れた。

4歳（1991年）

5月12日、約7か月の休養明けで迎えた14戦目は、緑風ステークス（東京芝2400m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で谷中公一騎手（7戦3勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

10月27日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg減らして迎えた15戦目は、谷地勝則騎手を鞍上に迎えて、一般（盛岡ダート1800m 雨/稍重）に出走。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

5歳（1992年）

7月5日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg戻して迎えた16戦目は、一般（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で谷地勝則騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月1日、中3週で迎えた17戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月1日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた18戦目は、一般C5-8（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた19戦目は、一般C5-8（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で西川敏弘騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のカツゼアセンプーに1馬身半の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

6歳（1993年）

2月7日、中7週で迎えた20戦目は、小松征四郎騎手を鞍上に迎えて、一般C5-8（高知ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月14日、中4週で迎えた21戦目は、一般C5-8（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小松征四郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月30日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、一般C5-7（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小松征四郎騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月24日、中7週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた23戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、一般C5-6（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月22日、中3週で迎えた24戦目は、西内忍騎手を鞍上に迎えて、一般C5-8（高知ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。