デュアルスピード（2010年生、母ブライアンズビコー）

デュアルスピード（2010年4月2日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時18歳）と交配したブライアンズビコーが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）三石ファーム。戦績は、地方45戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三石ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2012年）

10月18日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、2歳（門別ダート1000m 晴/重）に出走。馬体重は448kg。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のレイヌルージュに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月15日、中3週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた2戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい6着に敗れた。

12月18日、中4週で迎えた3戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、2歳（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

3歳（2013年）

1月8日、中2週で迎えた4戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のスタッカートに2馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

2月4日、中3週で迎えた5戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

2月14日、中0週で迎えた6戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインドリーム特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

3月12日、中3週で迎えた7戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦の昇竜スプリント（船橋ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、苛烈なペースで馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

4月30日、中3週で迎えた9戦目は、3歳（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は張田京騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

5月7日、連闘で迎えた10戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

5月27日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

6月6日、中0週で迎えた12戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味のガッツで最後まで崩れずに走り抜いたが、抜け出したクリノイチフジにクビ差届かず2着となった。

6月20日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳戦のローズ賞（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた14戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（4戦0勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた15戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（5戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた16戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた17戦目は、3歳戦の仲秋賞（川崎ダート1500m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた18戦目は、3歳戦の的場文男賞（大井ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

9月25日、連闘で迎えた19戦目は、牝馬限定3歳戦のコスモス賞（船橋ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で張田昂騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月30日、中4週で迎えた20戦目は、一般C2五六（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で張田昂騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線に入ると、前で粘るソヨカゼステップを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

11月18日、中2週で迎えた21戦目は、プラタナス特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で張田昂騎手（5戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定戦のハマシギ賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で張田昂騎手（6戦1勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

4歳（2014年）

1月7日、中4週で迎えた23戦目は、一般C2三四（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（2戦1勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた24戦目は、姫椿賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（4戦1勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた25戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、正幸献血300回達成記念（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

3月17日、中4週で迎えた26戦目は、一般C2三四（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（6戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

3月27日、中0週で迎えた27戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C2（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は張田昂騎手（7戦1勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

4月7日、中1週で迎えた28戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた29戦目は、山吹特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は張田昂騎手（8戦1勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた30戦目は、船橋オート5月21日黒潮杯開幕（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（7戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた31戦目は、薫風賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は張田昂騎手（9戦1勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

6月17日、中3週で迎えた32戦目は、一般C2三（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（10戦1勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

7月1日、中1週で迎えた33戦目は、海開き特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（11戦1勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた34戦目は、一般C2三四（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で張田昂騎手（12戦1勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず8着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2三（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田昂騎手（13戦1勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2三四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で張田昂騎手（14戦1勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

9月1日、中1週で迎えた37戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で張田昂騎手（15戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた38戦目は、ソメスサドル杯（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で張田昂騎手（16戦1勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のクオーレフォルテをアタマ差振り切って4勝目を挙げた。

10月10日、中1週で迎えた39戦目は、牝馬限定のハンデ戦のなでしこ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で張田昂騎手（17戦2勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた40戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で張田昂騎手（18戦2勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

12月1日、中4週で迎えた41戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で張田昂騎手（19戦2勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた42戦目は、冬木立特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で張田昂騎手（20戦2勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

5歳（2015年）

1月3日、中2週で迎えた43戦目は、楽天競馬賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で張田昂騎手（21戦2勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

1月14日、中1週で迎えた44戦目は、今日は一日船橋デー（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で張田昂騎手（22戦2勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

2月11日、中3週で迎えた45戦目は、一般C2七八（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で張田昂騎手（23戦2勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。