エイダイカーリング（2010年生、母ユキノサンライズ）

エイダイカーリング（2010年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父母名」。毛色は芦毛。種牡馬のローエングリン（当時11歳）と交配したユキノサンライズが24歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（有）東振牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方14戦9勝2着3回。主な勝ち鞍は2015年の一関秋フェスタ賞(一般B2九)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、東振牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

3月17日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

7月27日、約4か月半の休み明けで迎えた2戦目は、花田大昂騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず18着に終わった。

10月2日、中9週で迎えた3戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ神無月賞（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

12月31日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 29（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

4歳（2014年）

1月13日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上C2 36（佐賀ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメルトアウェイに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

1月18日、連闘で迎えた6戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、チャレンジシリーズ第35戦（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のカシノフェアリーに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

2月11日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上C2 16（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシゲルオリーブをクビ差振り切って断トツ人気に応えた。

5歳（2015年）

7月11日、約17か月の休み明けで迎えた8戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシャトーギャルソンに7馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月19日、連闘で迎えた9戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、東日本大震災復興祈念不屈（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るクラアミーゴを次元の違う末脚で交わし去り、最後は9馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

8月2日、中1週で迎えた10戦目は、おおのキャンパス賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のディアエミネンスに7馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

8月9日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（2戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、ダンストゥナイトにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月30日、中2週で迎えた12戦目は、横手やきそば四天王決定戦賞（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原辰徳騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアルテッツァを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

9月14日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1一（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原辰徳騎手（4戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るウインミラージュを途轍もない末脚でハナ差だけ差し切って8勝目を手に入れた。

10月3日、中2週で迎えた14戦目は、一関秋フェスタ賞（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原辰徳騎手（5戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリゼタイムスに9馬身の差をつけて断然人気に応えた。

11月28日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、希望郷いわて国体開催記念花巻市賞（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原辰徳騎手（6戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、勝ったティムシェルにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

12月14日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた16戦目は、一般B2七（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で菅原辰徳騎手（7戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、伸びてきたスーパーブレーヴ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。