ジョーディシラオキ（1997年生、母ジョーディアレスト）

ジョーディシラオキ（1997年4月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のオジジアン（当時14歳）と交配したジョーディアレストが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は大成牧場。戦績は、中央平地32戦3勝、地方9戦2勝2着2回。2000年のチューリップ賞(牝G3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

石本義孝厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1999年）

5月19日、デビュー戦は渋谷裕喜騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 雨/稍重）に出走。馬体重は428kg。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月25日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で渋谷裕喜騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったピアシルクからクビ差の2着に甘んじた。

6月8日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で渋谷裕喜騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のウエノマルルドルフに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月22日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で渋谷裕喜騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

7月6日、中1週で迎えた5戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、3歳（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後はマカセナサイと並んで1着同着となった。

7月21日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンのサマーチャレンジ2（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた7戦目は、2歳オープンのサマーチャレンジ4（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月14日、中0週で迎えた8戦目は、3歳500万下（札幌芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るニホンピロロータスを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月16日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイコーフクキタルから3馬身差の2着となった。

9月26日、中0週で迎えた10戦目は、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

10月13日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定2歳G3のエーデルワイス賞（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。10着に敗れた。

3歳（2000年）

2月5日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた13戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のチューリップ賞（阪神芝1600m 雨/不良）に出走。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のレディミューズに1馬身半の差をつけて重賞ウィナーの称号を手にした。

4月9日、中4週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦1勝）。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

5月21日、中5週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（2戦1勝）。18頭立ての15番人気で17番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた16戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの菖蒲ステークス（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って13着に敗れた。

7月9日、中3週で迎えた17戦目は、3歳オープンの菩提樹ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい7着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた18戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのバーデンバーデンカップ（福島芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい6着に敗れた。

9月10日、中6週で迎えた19戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、G3のセントウルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた20戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、G1のスプリンターズステークス（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

4歳（2001年）

5月13日、約7か月半の休養明けで迎えた21戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、都大路ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい16着に終わった。

6月9日、中3週で迎えた22戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、テレビ愛知オープン（中京芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

6月17日、連闘で迎えた23戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、G3のプロキオンステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

9月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた24戦目は、G3のセントウルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた25戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のタイキプレジデントに2馬身半の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

10月28日、中4週で迎えた26戦目は、福島民友カップ（福島芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は村山明騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた27戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の負けん性を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

11月25日、中1週で迎えた28戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、アンドロメダステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

5歳（2002年）

5月4日、約5か月半の休養明けで迎えた29戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、都大路ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての18番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって14着に終わった。

6月8日、中4週で迎えた30戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、テレビ愛知オープン（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

6月16日、連闘で迎えた31戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのバーデンバーデンカップ（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

7月14日、中3週で迎えた32戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、マリーンステークス（函館ダート1700m 雨/不良）に出走。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた33戦目は、ハンデ戦でオープンのUHB杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

8月11日、中1週で迎えた34戦目は、牝馬限定G3のクイーンステークス（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は村山明騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた35戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、札幌日刊スポーツ杯（札幌芝1200m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

10月6日、中5週で迎えた36戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの福島民報杯（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

11月10日、中4週で迎えた37戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの秋風ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた38戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、アンドロメダステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

6歳（2003年）

1月18日、中7週で迎えた39戦目は、淀短距離ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた40戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のシルクロードステークス（京都芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

3月9日、中3週で迎えた41戦目は、ハンデG3の中京記念（中京芝2000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は柴原央明騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず15着に終わった。