セイウンリリシイ（2015年生、母コーンドリー）

セイウンリリシイ（2015年4月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名+凛々しい」。毛色は鹿毛。種牡馬のダイワメジャー（当時14歳）と交配したコーンドリーが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地14戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2018年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、西山茂行によって1,296万円で落札された。

水野貴広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

7月1日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ジェッシージェニーに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

8月12日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のクイーンズテソーロに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月30日、中6週で迎えた3戦目は、2歳オープンのカンナステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

10月22日、中2週で迎えた4戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のくるみ賞（東京芝1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

12月10日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（3戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、タイセイアベニールにクビ差交わされて2着に惜敗した。

3歳（2018年）

1月14日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた6戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

2月11日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は武藤雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

3月25日、中5週で迎えた8戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（5戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

7月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳以上500万下の彦星賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（6戦1勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

8月25日、中6週で迎えた11戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1200m 小雨/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のカズミドリームに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月30日、中4週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は武藤雅騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、勝ったラフィングマッチに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

10月27日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の国立特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（4戦0勝）。18頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

12月1日、中4週で迎えた14戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

4歳（2019年）

1月14日、中5週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

3月9日、中7週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の房総特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（6戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい11着に敗れた。

4月14日、中4週で迎えた17戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の袖ケ浦特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

5月18日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の大日岳特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚が止まってしまい15着に敗れた。

7月21日、中8週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの白河特別（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に敗れた。

8月31日、中5週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの飯豊特別（新潟芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は武藤雅騎手（7戦0勝）。18頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで崩れずに走り抜いたが、ナランフレグに交わされて1馬身半差の2着となった。

9月29日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの勝浦特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（8戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい9着に敗れた。

11月9日、中5週で迎えた22戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武藤雅騎手（9戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

5歳（2020年）

1月5日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武藤雅騎手（10戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に敗れた。

2月15日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた24戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で武藤雅騎手（11戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

4月26日、中9週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの米沢特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

5月23日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上2勝クラスの高尾特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（7戦1勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

6月20日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上2勝クラスの相模湖特別（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（8戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

9月6日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた28戦目は、3歳以上2勝クラスの飯豊特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（9戦1勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

9月13日、連闘で迎えた29戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

10月3日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの勝浦特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（10戦1勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

6歳（2021年）

1月30日、約4か月の休み明けで迎えた31戦目は、4歳以上2勝クラスの周防灘特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（3戦0勝）。18頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

2021年2月4日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。