ジェッシージェニー（2015年生、母セッカチクイーン）

ジェッシージェニー（2015年5月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「人名より＋人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のストロングリターン（当時9歳）と交配したセッカチクイーンが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者はびらとり牧場。戦績は、中央平地6戦1勝。2019年の秋桜賞(牝地方重賞)に勝利した他、2020年の佐賀ヴィーナスカップ(牝地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

牧浦充徳厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

7月1日、デビュー戦は菱田裕二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は428kg。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るセイウンリリシイを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

7月23日、中2週で迎えた2戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦1勝）。15頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

3歳（2018年）

1月14日、約6か月の休み明けで迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

1月21日、連闘で迎えた4戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

7月28日、約6か月半の休み明けで迎えた5戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

11月25日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた6戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

4歳（2019年）

3月18日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、踏青賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた8戦目は、一般C1二三四（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田凌騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定戦のカーネーション特別（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田凌騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のコスモフォーミュラに1馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

5月21日、中3週で迎えた10戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、エキサイティングナイト賞（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

6月6日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた11戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の夏木立賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

7月10日、中4週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた12戦目は、オーストラリアターフクラブ賞（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤田凌騎手（3戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のプリオラートに1馬身の差をつけて勝利をモノにする

8月20日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、牝馬限定地方重賞の読売レディス杯（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田凌騎手（4戦2勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のスプリングガールに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

9月19日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定地方重賞の秋桜賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田凌騎手（5戦3勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のメモリーフェーブルを3/4馬身振り切って5勝目を手に入れた。

12月30日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

5歳（2020年）

5月1日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた16戦目は、緑風賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤田凌騎手（6戦4勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

5月24日、中2週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた17戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞の佐賀ヴィーナスカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るナンヨーオボロヅキを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて優勝

7月24日、中8週で迎えた18戦目は、牝馬限定地方重賞の兵庫サマークイーン賞（園田ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は藤田凌騎手（7戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

9月17日、中7週で迎えた19戦目は、牝馬限定地方重賞の秋桜賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤本現暉騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

6歳（2021年）

4月13日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた20戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、東風賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

8月29日、約4か月半の休み明けで迎えた21戦目は、牝馬限定地方重賞のビューチフルドリーマーカップ（盛岡ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は藤田凌騎手（8戦4勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。でレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた22戦目は、爽籟賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田凌騎手（9戦4勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた23戦目は、東京中日スポーツ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田凌騎手（10戦4勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず12着に終わった。

11月2日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた24戦目は、明日はいよいよJBCデー賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で藤田凌騎手（11戦4勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた25戦目は、「わ!」がいっぱい品川賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田凌騎手（12戦4勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた26戦目は、吉井章騎手を鞍上に迎えて、ブルージルコン賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

2021年12月10日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。