クイーンズテソーロ（2015年生、母クイーンオブハルカ）

クイーンズテソーロ（2015年4月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母名より＋冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時12歳）と交配したクイーンオブハルカが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は前谷武志。2020年の川崎スパーキングスプリントで2着に入った他、2020年のジュライ賞で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

7月22日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったセイウンリリシイに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月10日、中3週で迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、抜け出したレトリックを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月3日、中7週で迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したカシノクオーレに3/4馬身届かず2着に敗北した。

11月18日、中1週で迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3歳（2018年）

4月14日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったブラックピクシーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月6日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡巧也騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のセトノシャトルに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月28日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡巧也騎手（3戦1勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生得の持久力で渋太く粘り続けて先頭をうかがい、最後は2着のハヤブサレディゴーを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

10月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の妙高特別（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で木幡巧也騎手（4戦2勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、きっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のステラルーチェに1馬身3/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月8日、中7週で迎えた11戦目は、3歳以上1600万下のアクアラインステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で木幡巧也騎手（5戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るスマートレイチェルを上がり2位タイの末脚で3/4馬身差し切って破竹の4連勝を決めた。

4歳（2019年）

1月14日、中4週で迎えた12戦目は、ジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で木幡巧也騎手（6戦4勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

3月17日、中8週で迎えた13戦目は、ハンデ戦でオープンの千葉ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で木幡巧也騎手（7戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

4月14日、中3週で迎えた14戦目は、京葉ステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で木幡巧也騎手（8戦4勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

7月14日、約3か月の休養明けで迎えた15戦目は、ハンデ戦でオープンのバーデンバーデンカップ（福島芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で木幡巧也騎手（9戦4勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい15着に終わった。

8月18日、中4週で迎えた16戦目は、ハンデ戦でオープンのNST賞（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で木幡巧也騎手（10戦4勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

9月21日、中4週で迎えた17戦目は、ながつきステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で木幡巧也騎手（11戦4勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

11月24日、中8週で迎えた18戦目は、オータムリーフステークス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

5歳（2020年）

1月19日、中7週で迎えた19戦目は、ジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（12戦4勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

4月22日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた20戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞のしらさぎ賞（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

6月9日、中6週で迎えた21戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、川崎スパーキングスプリント（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮戦したが、勝ったポッドギルに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

7月9日、中3週で迎えた22戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、ジュライ賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入った。

7月22日、中1週で迎えた23戦目は、地方重賞の習志野きらっとスプリント（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

8月20日、中3週で迎えた24戦目は、流星賞（大井ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6歳（2021年）

1月13日、約5か月の休養明けで迎えた25戦目は、地方重賞の船橋記念（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

2月18日、中4週で迎えた26戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、クリスマスローズ賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。