ブルーサイレンサー（2001年生、母ナスケンエース）

ブルーサイレンサー（2001年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋消音器」。毛色は鹿毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時9歳）と交配したナスケンエースが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川上牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方30戦6勝2着6回。主な勝ち鞍は2004年の一般C3-7。

経歴

デビュー前

YGGオーナーズクラブにて総額2,100万円（4.2万×500口）で一口馬主が募集された。

佐々木亜良厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

1月12日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は378kg。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

2月22日、中5週で迎えた2戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

4月4日、中5週で迎えた3戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

8月1日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。15着に終わった。

9月5日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず18着に終わった。

11月15日、中9週で迎えた6戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、3歳B5（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ビコーシャインに交わされて1馬身差の2着となった。

11月29日、中1週で迎えた7戦目は、一般C3-9（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3-9（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、バクマツノホシに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月26日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3-7（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るアベンチュリンを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

4歳（2005年）

4月3日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のジャスミン賞（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定戦のジャスミン賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定戦のジャスミン賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のオールウェザーをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

5月30日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた13戦目は、石川県馬主協会長賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく8着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定戦のスイートピー賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したビコーシャインを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6月27日、中1週で迎えた15戦目は、カシオペア特別（金沢ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉原寛人騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた16戦目は、一般C4-3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で吉原寛人騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したファインルナココを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

7月26日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定戦のアベリア賞（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で吉原寛人騎手（7戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るモエチャンを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って3勝目をマークした。

8月16日、中2週で迎えた18戦目は、スピカ特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で吉原寛人騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るビコーシャインを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて4勝目を挙げた。

9月6日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定戦のダリア賞（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で吉原寛人騎手（9戦3勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月13日、連闘で迎えた20戦目は、一般C3-4（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で吉原寛人騎手（10戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエンゼルリーバーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月25日、中1週で迎えた21戦目は、カシオペア特別（金沢ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は12戦連続で吉原寛人騎手（11戦3勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るケイジーウィナーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて制した。

10月9日、中1週で迎えた22戦目は、石川県馬主協会長賞（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で吉原寛人騎手（12戦4勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したハリスツィードを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

10月23日、中1週で迎えた23戦目は、G-1～プッチ☆蔵～HP開設記念（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は14戦連続で吉原寛人騎手（13戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスガオに3馬身の差をつけて6勝目を奪取した。

11月27日、中4週で迎えた24戦目は、ちょっと若者3人組杯（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は15戦連続で吉原寛人騎手（14戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5歳（2006年）

3月26日、約4か月の休み明けで迎えた25戦目は、鬼束亮騎手を鞍上に迎えて、一般B3-2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた26戦目は、一般B3-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（15戦5勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた27戦目は、祝?米澤伸浩生誕30年記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（16戦5勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

5月14日、中0週で迎えた28戦目は、一般B3-2（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（17戦5勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

5月28日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、一般B3-3（金沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（18戦5勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた30戦目は、一般B3-3（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（19戦5勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた31戦目は、月下香特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉原寛人騎手（20戦5勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた32戦目は、やまゆり特別（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で吉原寛人騎手（21戦5勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた33戦目は、池田敦騎手を鞍上に迎えて、一般B3-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた34戦目は、竹田吉孝騎手を鞍上に迎えて、蔵重の店G-1あげはママ杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた35戦目は、一般B3-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹田吉孝騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。