チアズルパン（1991年生、母グリーンペチュード）

チアズルパン（1991年4月1日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のギャロップダイナ（当時11歳）と交配したグリーンペチュードが8歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は畔高牧場。戦績は、中央平地23戦3勝2着5回、中央障害3戦0勝。主な勝ち鞍は1994年の桜島特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

布施正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1993年）

11月14日、デビュー戦は塩村克己騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 晴/重）に出走。馬体重は480kg。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

11月21日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で塩村克己騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、勝ったマヤノファンシーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

12月26日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で塩村克己騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

3歳（1994年）

1月23日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で塩村克己騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で塩村克己騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はマルカイッキュウと並んで2着同着となった。

2月19日、中1週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のツジハンサムボーイに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月13日、中2週で迎えた8戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したスプリングドリームにアタマ差届かず2着に惜敗した。

3月19日、連闘で迎えた9戦目は、4歳500万下のフリージア賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた10戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴーゴーゼットを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

5月8日、中3週で迎えた11戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の京都4歳特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に敗れた。

6月5日、中3週で迎えた12戦目は、4歳900万下の白藤ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた13戦目は、4歳900万下のロイヤル・ホンコン・ジョッキークラブ・ト（中京芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦0勝）。17頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では末脚を伸ばせず17着に終わった。

7月17日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上900万下の雲仙特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（3戦0勝）。17頭立ての17番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の天草特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は土肥幸広騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったビワセイハに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

8月28日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の桜島特別（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は角田晃一騎手（4戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリックフルムーンを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて勝利をモノにする

10月9日、中5週で迎えた17戦目は、太秦ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（5戦1勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したパリスケイワンを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

10月23日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の貴船ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、4着に終わった。

11月26日、中4週で迎えた19戦目は、花園ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（7戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に敗れた。

12月24日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦のサンタクロースハンデキャップ（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で角田晃一騎手（8戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に敗れた。

4歳（1995年）

1月29日、中4週で迎えた21戦目は、北山ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で角田晃一騎手（9戦1勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

2月26日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の甲南ステークス（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で角田晃一騎手（10戦1勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の鳴門ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で角田晃一騎手（11戦1勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

4月30日、中6週で迎えた24戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた25戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で出津孝一騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。