ツジハンサムボーイ（1991年生、母ワイエムターゴ）

ツジハンサムボーイ（1991年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラグビーボール（当時8歳）と交配したワイエムターゴが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）浦河小林牧場。戦績は、中央平地28戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は1995年の北摂特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

田中章博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1993年）

11月27日、デビュー戦は久保田英敬騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に敗れた。

12月19日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保田英敬騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

3歳（1994年）

1月5日、中1週で迎えた3戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

1月23日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

1月29日、連闘で迎えた5戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず3着に敗れた。

2月19日、中2週で迎えた6戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったチアズルパンに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

3月20日、中3週で迎えた7戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

8月14日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

9月17日、中2週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は山田泰誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では上々の伸びを見せたが、ダイゴプリティに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月25日、連闘で迎えた11戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったコルディアシチーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月16日、中2週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で山田泰誠騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて、最後は2着のサンセグリフォンをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

10月30日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の原町特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田泰誠騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の摺上特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田泰誠騎手（5戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は塩村克己騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

4歳（1995年）

1月5日、中4週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた17戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のチアズグッドラックをハナ差振り切って勝利をモノにする

2月12日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の早春賞（東京ダート1600m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

3月19日、中4週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の紫野特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（3戦1勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

10月8日、約5か月半の休み明けで迎えた22戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

10月29日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のランドエンペラーを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

11月19日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したシャンパンファイトを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

12月3日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

12月9日、連闘で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の北摂特別（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で四位洋文騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、異次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のテルノヒスイに1馬身1/4の差をつけて4勝目を挙げた。

5歳（1996年）

1月13日、中4週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の雅ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で四位洋文騎手（5戦2勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた28戦目は、北山ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で四位洋文騎手（6戦2勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。