コルディアシチー（1991年生、母テイムズシチー）

コルディアシチー（1991年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時6歳）と交配したテイムズシチーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）八田牧場。戦績は、中央平地15戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は1996年の梅田ステークス。

経歴

デビュー前

大沢真厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1994年）

6月25日、デビュー戦は小池隆生騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は514kg。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず14着に終わった。

9月25日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、西浦勝一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のツジハンサムボーイに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月30日、中4週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西浦勝一騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、伸びてきたシクレノンアルファ決め手に屈してアタマ差の2着となった。

11月12日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西浦勝一騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシャーロックナムラを豪脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

12月11日、中3週で迎えた5戦目は、4歳以上900万下の矢作川特別（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で西浦勝一騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったマルブツキラメキにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4歳（1995年）

1月15日、中4週で迎えた6戦目は、5歳以上900万下の初夢賞（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で西浦勝一騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一寸刻みに前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のワイエムルーブルを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

1月29日、中1週で迎えた7戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、北山ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

2月26日、中3週で迎えた8戦目は、ハンデ戦の甲南ステークス（京都芝2400m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は小池隆生騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたヤマニンリコール決め手に屈してハナ差の2着となった。

3月19日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦の御堂筋ステークス（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は西浦勝一騎手（5戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

5歳（1996年）

1月15日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた10戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で清山宏明騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の洲本特別（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

3月17日、中2週で迎えた14戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の伊良湖特別（中京ダート1700m 小雨/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエビスリベロに4馬身の差をつけて4勝目を収める

4月7日、中2週で迎えた15戦目は、梅田ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のエストラードを半馬身振り切って制した。