ヒカルボシ（1996年生、母セイランパワー）

ヒカルボシ（1996年4月12日）は、日本の競走馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のスリルシヨー（当時13歳）と交配したセイランパワーが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者は青藍牧場。戦績は、中央平地16戦2勝、中央障害11戦4勝2着1回、地方5戦1勝2着1回。2001年の新潟ジャンプステークス(ハンデJG3)に勝利した他、2001年の東京オータムジャンプ(ハンデJG3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

森安弘昭厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

5月22日、デビュー戦は小林久晃騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

5月30日、連闘で迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

6月21日、中2週で迎えた3戦目は、3歳戦のフレンドリートロフィー（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林久晃騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で小林久晃騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、5着を確保した。

7月18日、中1週で迎えた5戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1800m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線に入ると、前で粘るモーニンググラスを豪脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

11月28日、約4か月半の休み明けで迎えた6戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦1勝）。18頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

12月19日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。17頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

4歳（2000年）

1月13日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、森安輝正騎手を鞍上に迎えて、初富士スター賞（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールデンデライトをクビ差制して制した。

2月19日、中4週で迎えた9戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下の両国特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

5月13日、中7週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の郡山特別（福島芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は森安輝正騎手（1戦1勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

11月12日、約6か月の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は的場均騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（4戦1勝）。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

12月19日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、’00フェイスフルレイン特別（6）（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（5戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

5歳（2001年）

1月8日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は森安輝正騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出したが、5着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた16戦目は、ガーネットスター賞（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森安輝正騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、勝ったノボゴールドから5馬身差の2着に敗北した。

2月18日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森安輝正騎手（4戦1勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

3月8日、中2週で迎えた18戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、スプリングスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた19戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスルーカルテットをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。

4月28日、中3週で迎えた20戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の桜木特別（福島芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の江の島特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦1勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた22戦目は、田口大二郎騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のミツワブラウンに3馬身半の差をつけて4勝目を手に入れた。

7月7日、中2週で迎えた23戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3350m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田口大二郎騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のザオーリュウシュンに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月28日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田口大二郎騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったエイシンウォーレンから4馬身差の2着に敗北した。

8月18日、中2週で迎えた25戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、ハンデJ・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のロングランニングに2馬身の差をつけて重賞初挑戦初制覇を達成した。

10月13日、中7週で迎えた26戦目は、ハンデJ・G3の東京オータムジャンプ（東京障害芝3300m 晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた27戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3300m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月1日、中3週で迎えた28戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中剛騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のゴーカイをハナ差制して7勝目を掴み取った。

7歳（2003年）

1月18日、約14か月の休み明けで迎えた29戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3190m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で田中剛騎手（4戦2勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。5着を確保した。

3月15日、中7週で迎えた30戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中剛騎手（5戦2勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月8日、約8か月の休養明けで迎えた31戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中剛騎手（6戦2勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月6日、中3週で迎えた32戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中剛騎手（7戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。競走中止となった。