ティファニービコー（1990年生、母ノーザンアトム）

ティファニービコー（1990年3月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミルジヨージ（当時15歳）と交配したノーザンアトムが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は前川牧場。戦績は、中央平地16戦1勝、地方27戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は1992年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

星川薫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

9月13日、デビュー戦は上籠勝仁騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（阪神芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は438kg。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

10月3日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上籠勝仁騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上籠勝仁騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で上籠勝仁騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい7着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で上籠勝仁騎手（4戦0勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で上籠勝仁騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で上籠勝仁騎手（6戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のネオロイヤルをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

3歳（1993年）

1月5日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で上籠勝仁騎手（7戦1勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

1月23日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で上籠勝仁騎手（8戦1勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は10戦連続で上籠勝仁騎手（9戦1勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた11戦目は、4歳500万下のつばき賞（京都芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で上籠勝仁騎手（10戦1勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた12戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた13戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた14戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

5月2日、中3週で迎えた15戦目は、4歳500万下（東京芝1600m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で本田優騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた16戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は上籠勝仁騎手（11戦1勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

8月25日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、角川秀樹騎手を鞍上に迎えて、茨戸特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったアトラスオーザから1馬身半差の2着となった。

9月27日、中4週で迎えた18戦目は、ホテル最上さっぽろ特別（札幌(地)ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で角川秀樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったホロトグランプリから6馬身差の2着となった。

10月6日、連闘で迎えた19戦目は、アポイ特別（札幌(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で角川秀樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマノベンチャーに半馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

10月21日、中1週で迎えた20戦目は、屈斜路湖特別（帯広ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で角川秀樹騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた21戦目は、霧多布特別（帯広ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で角川秀樹騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（1994年）

4月20日、約5か月半の休養明けで迎えた22戦目は、奈井江特別（岩見沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で角川秀樹騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた23戦目は、大城剛騎手を鞍上に迎えて、駒園特別（岩見沢ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月1日、中3週で迎えた24戦目は、白樺特別（帯広ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は角川秀樹騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた25戦目は、鹿追特別（帯広ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角川秀樹騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた26戦目は、歯舞特別（帯広ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で角川秀樹騎手（8戦1勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた27戦目は、当麻特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で角川秀樹騎手（9戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた28戦目は、ケンタウルス特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で角川秀樹騎手（10戦1勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったノイズレスウイナーから1馬身差の2着となった。

8月11日、連闘で迎えた29戦目は、ペルセフォーネ特別（旭川ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で角川秀樹騎手（11戦1勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったホロトタカハナから2馬身差の2着となった。

8月25日、中1週で迎えた30戦目は、ロザリンド特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で角川秀樹騎手（12戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のホロトタカハナをクビ差制して3勝目を手にした。

9月13日、中2週で迎えた31戦目は、ベテルギウス特別（旭川ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で角川秀樹騎手（13戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったホロトタカハナから4馬身差の2着に敗北した。

9月27日、中1週で迎えた32戦目は、佐々木一夫騎手を鞍上に迎えて、中央競馬騎手招待（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月27日、中3週で迎えた33戦目は、渋谷裕喜騎手を鞍上に迎えて、クイーンカップ（帯広ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月22日、中3週で迎えた34戦目は、国信満騎手を鞍上に迎えて、白糠特別（帯広ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

5歳（1995年）

8月17日、約9か月の休養明けで迎えた35戦目は、田辺弘騎手を鞍上に迎えて、春駒特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた36戦目は、鈴蘭特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺弘騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた37戦目は、横山誠騎手を鞍上に迎えて、長月特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた38戦目は、三番叟特別（笠松ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横山誠騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた39戦目は、白菊特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた40戦目は、平湯特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山誠騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた41戦目は、水車特別（笠松ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で横山誠騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた42戦目は、一般B1 B2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で横山誠騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた43戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般B1 B2（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。