サクラオードシエル（2009年生、母サクラプレステージ）

サクラオードシエル（2009年3月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋天の水（仏）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のサクラプレジデント（当時9歳）と交配したサクラプレステージが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）新和牧場。戦績は、中央平地13戦1勝2着1回、地方14戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

尾関知人厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

1月9日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

2月26日、中6週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したコスモディクタットにクビ差届かず2着に甘んじた。

3月24日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝2000m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカハラビスティーに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4月21日、中3週で迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の新緑賞（東京芝2300m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って6着に敗れた。

7月28日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた5戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の尖閣湾特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい8着に終わった。

4歳（2013年）

4月28日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から18kg絞って迎えた6戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は力尽きて11着に敗れた。

11月30日、約6か月半の休養明けで迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

5歳（2014年）

7月5日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

8月17日、中5週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

8月23日、連闘で迎えた11戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の十勝岳特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい7着に終わった。

12月14日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

6歳（2015年）

1月18日、中4週で迎えた13戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後はタレてしまい12着に終わった。

2月24日、中4週で迎えた14戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、大日本プロレスカップ（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したマイネルバリスターにアタマ差届かず2着に甘んじた。

3月18日、中2週で迎えた15戦目は、こでまり賞（園田ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

4月1日、中1週で迎えた16戦目は、そのたん特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

4月26日、中3週で迎えた17戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C2-6（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るステイバンクを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

5月12日、中1週で迎えた18戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、青葉の湯涌お楽しみ市特別（金沢ダート1500m 雨/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドーントレスに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月2日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1三（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスズノユーミンに7馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6月16日、中1週で迎えた20戦目は、一般B2-4（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったプリンセスキラリンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月30日、中1週で迎えた21戦目は、一般B2-4（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は堀場裕充騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のヒロスマイルに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月28日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた22戦目は、名舟大祭特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（3戦2勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

8月23日、中3週で迎えた23戦目は、日室の鎌祭り特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

9月22日、中3週で迎えた24戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、相原幸子喜寿おめでとう記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

9月29日、連闘で迎えた25戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るジェイケイヒーローを豪脚でクビ差だけ差し切って6勝目をつかんだ。

10月11日、中1週で迎えた26戦目は、一般B1二（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田知弘久騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた27戦目は、いどり祭特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。