リアルプリンス（1992年生、母ダイナトレビアン）

リアルプリンス（1992年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のプリンスオブバーズ（当時7歳）と交配したダイナトレビアンが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）三勝牧場。戦績は、中央平地23戦3勝2着2回、地方16戦0勝2着5回。主な勝ち鞍は1995年の五条坂特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

小原伊佐美厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1995年）

2月4日、デビュー戦は清山宏明騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

2月19日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、プレイアローンに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

3月18日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で清山宏明騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のドリームユーに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

4月1日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下のアザレア賞（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で清山宏明騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、プログラムに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

4月16日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下の君子蘭賞（京都芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で清山宏明騎手（4戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、6着に終わった。

5月20日、中4週で迎えた6戦目は、4歳500万下の露草賞（中京芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で清山宏明騎手（5戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のプレイアローンをハナ差振り切って2勝目を獲得した。

6月18日、中3週で迎えた7戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、4歳900万下のロイヤル・ホンコン・ジョッキークラブ・トロフィー（中京芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

7月16日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下の雲仙特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って15着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の不知火特別（小倉芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小原義之騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の玄海特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小原義之騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に終わった。

8月26日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の西海賞（小倉芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で小原義之騎手（4戦0勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた12戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の五条坂特別（京都ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では徐々に前との差を詰めて、最後は2着のオークウッドを半馬身振り切って3勝目を収める

9月24日、中1週で迎えた13戦目は、涼秋ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小原義之騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい7着に終わった。

4歳（1996年）

3月24日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、道頓堀ステークス（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は清山宏明騎手（6戦2勝）。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は小原義之騎手（6戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた16戦目は、高瀬川ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は清山宏明騎手（7戦2勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた17戦目は、朱雀ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小原義之騎手（7戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

6月15日、中4週で迎えた18戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の安芸ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

7月14日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の雲仙特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の有明特別（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小池隆生騎手（2戦0勝）。17頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のTVQ杯（小倉芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は小原義之騎手（8戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下の桜島特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（9戦0勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下の芦屋川特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小原義之騎手（10戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

10月13日、中4週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた24戦目は、明神繁正騎手を鞍上に迎えて、一般A3（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったレットファスターから半馬身差の2着となった。

11月2日、中2週で迎えた25戦目は、興津青少年旅行村特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で明神繁正騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったジェイノーヴァからクビ差の2着に甘んじた。

11月24日、中2週で迎えた26戦目は、足摺特別（高知ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で明神繁正騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月3日、連闘で迎えた27戦目は、ポインセチア特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で明神繁正騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

5歳（1997年）

1月3日、中3週で迎えた28戦目は、高知県知事賞（高知ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で明神繁正騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。8着に終わった。

1月14日、中1週で迎えた29戦目は、一般A2（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で明神繁正騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた30戦目は、一般A2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で明神繁正騎手（6戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた31戦目は、一般A2（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で明神繁正騎手（7戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた32戦目は、竹崎大祐騎手を鞍上に迎えて、桂浜月桂冠賞（高知ダート1900m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウショウスマーフからハナ差の2着となった。

3月20日、中2週で迎えた33戦目は、一般A1（高知ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は明神繁正騎手（8戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた34戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンライフから3/4馬身差の2着に敗北した。

5月4日、中3週で迎えた35戦目は、地方重賞のトレノ賞（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は明神繁正騎手（9戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月13日、連闘で迎えた36戦目は、一般A2（高知ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で明神繁正騎手（10戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイネルズィップからクビ差の2着に甘んじた。

5月31日、中2週で迎えた37戦目は、一般A2（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は北野真弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月9日、連闘で迎えた38戦目は、一般A3（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は明神繁正騎手（11戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月12日、中4週で迎えた39戦目は、一般A2（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で明神繁正騎手（12戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。