ダイヤモンドライン（2020年生、母ラベンダーミント）

ダイヤモンドライン（2020年3月24日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のレインボーライン（当時7歳）と交配したラベンダーミントが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は対馬正。2024年の百万石賞で2着に入った他、2023年の石川ダービー(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、門別牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、日野勝美によって297万円で落札された。2歳のとき、門別牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

佐藤茂厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2022年）

9月4日、デビュー戦は栗原大河騎手を鞍上に据えて、2歳（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は429kg。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエムザックジャガーに約13馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

9月19日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳地方重賞の金沢プリンセスカップ（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で栗原大河騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のくろゆり賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で栗原大河騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったピンクビジョンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

10月30日、中3週で迎えた4戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の兼六園ジュニアカップ（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、ノブノビスケッツに半馬身交わされて2着となった。

11月27日、中3週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞の金沢ヤングチャンピオン（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったショウガタップリにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

12月11日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦の新星特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のエイシンメリダをアタマ差振り切って圧倒的人気に応えた。

3歳（2023年）

3月13日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、3歳戦のカイヤナイト特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（3戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく3着に敗れた。

4月4日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦のバイライト特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田晃浩騎手（4戦1勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったマリンデュンデュンに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

5月2日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のノトキリシマ賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田晃浩騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の北日本新聞杯（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田晃浩騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の6月4日は金沢競馬百万石デー賞（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で吉田晃浩騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のミオソフィアに2馬身の差をつけて3勝目を収める

6月27日、中3週で迎えた12戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の石川ダービー（金沢ダート2000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、勝ったショウガタップリにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

7月9日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の加賀友禅賞（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は栗原大河騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったショウガタップリに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

8月6日、中3週で迎えた14戦目は、3歳戦の石川門カップ（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で栗原大河騎手（4戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のピンクビジョンに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

9月3日、中3週で迎えた15戦目は、3歳戦のサラブレッド大賞典（金沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で栗原大河騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のノブノビスケッツに4馬身の差をつけて5勝目を手中に収めた。

10月2日、中3週で迎えた16戦目は、楽天競馬ならポイントで馬券が買える特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で栗原大河騎手（6戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヤイバを3/4馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

10月15日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦のMRO金賞（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で栗原大河騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

11月14日、中3週で迎えた18戦目は、楽天ポイントでネット投票特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で栗原大河騎手（8戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のコスモアシュラをクビ差振り切って圧倒的支持に応えた。

12月3日、中2週で迎えた19戦目は、中日杯（金沢ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で栗原大河騎手（9戦5勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月27日、中2週で迎えた20戦目は、移転50周年記念金沢ファンセレクトカップオープン（ファン投票・記者選抜）（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で栗原大河騎手（10戦5勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

4歳（2024年）

3月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、スマホからポイントで投票!楽天競馬特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた22戦目は、鈴木太一騎手を鞍上に迎えて、大聖寺桜まつり特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

5月4日、中3週で迎えた23戦目は、利家盃（金沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は中島龍也騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた24戦目は、楽天競馬で石川特産品プレゼント!特別（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（9戦2勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のソーラーフレアに6馬身の差をつけて8勝目をつかんだ。

6月2日、中1週で迎えた25戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、百万石賞（金沢ダート2100m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったハクサンアマゾネスに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

7月2日、中3週で迎えた26戦目は、楽天競馬ならポイントで馬券が買える特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（10戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、伸びてきたテトラルキア決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

7月15日、中1週で迎えた27戦目は、山代大田楽特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（11戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず3着に敗れた。

9月23日、中9週で迎えた28戦目は、鵬学園・東雲高校ファンファーレ演奏特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は中島龍也騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず3着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた29戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、楽天ポイントでネット投票特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るハクサンパイオニアを凄まじい末脚でアタマ差だけ差し切って9勝目を掴み取った。

11月3日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた30戦目は、北國王冠（金沢ダート2600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。