ブリングウイン（1990年生、母ラッキーオカメ）

ブリングウイン（1990年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のロイヤルスキー（当時16歳）と交配したラッキーオカメが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は小柳牧場。戦績は、中央平地24戦3勝2着2回、中央障害8戦1勝2着2回、地方17戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は1994年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

野元昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

4月10日、デビュー戦は大崎昭一騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

4月17日、連闘で迎えた2戦目は、4歳未出走（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた4戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ミスタードクターに交わされて3馬身差の2着となった。

5月30日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

4歳（1994年）

5月1日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は大崎昭一騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったニチドウサイクロンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月8日、連闘で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

5月14日、連闘で迎えた8戦目は、5歳以上500万下の清津峡特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大崎昭一騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

6月11日、中3週で迎えた9戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下のニセコ特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた10戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

7月9日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた12戦目は、川合達彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

8月21日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は小林徹弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るホースフォースを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月27日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のビッグローズマリーをアタマ差振り切って2勝目を奪取した。

9月17日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月9日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（5戦2勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

10月29日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林徹弥騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るワイズバードを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

11月19日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小林徹弥騎手（7戦3勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた19戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

5歳（1995年）

7月1日、約7か月の休み明けで迎えた20戦目は、4歳以上900万下の藻岩山特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（8戦3勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた21戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のオホーツクハンデキャップ（札幌ダート1000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

7月30日、連闘で迎えた22戦目は、4歳以上900万下の層雲峡特別（札幌ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（9戦3勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

9月9日、中5週で迎えた23戦目は、小屋敷昭騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた24戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の河原町特別（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた25戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月28日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に56kgの軽斤量で出走。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた27戦目は、北村卓士騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で北村卓士騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた29戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったマックスミラーから約16馬身差の2着となった。

6歳（1996年）

1月7日、中2週で迎えた30戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は北村卓士騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のブルーロードに2馬身の差をつけて4勝目をマークした。

12月14日、約11か月半の休み明けで迎えた31戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

7歳（1997年）

1月5日、中2週で迎えた32戦目は、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は北村卓士騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったキャニオンストームから約11馬身差の2着となった。

6月9日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた33戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般B2（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月13日、中4週で迎えた34戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、中土佐町双名ヶ浦浜びらき特別（高知ダート1800m 晴/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月15日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた35戦目は、一般B3（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹野宏史騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のヨシノトウコウに3/4馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

9月14日、中3週で迎えた36戦目は、山北隆士騎手を鞍上に迎えて、一般B2（高知ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月4日、中6週で迎えた37戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鷹野宏史騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のヨシノトウコウをアタマ差制して勝利を手中に収めた。

11月15日、中1週で迎えた38戦目は、錦木特別（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鷹野宏史騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月17日、中4週で迎えた39戦目は、古川文貴騎手を鞍上に迎えて、カトレア特別（高知ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8歳（1998年）

2月23日、中9週で迎えた40戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、早春特別（高知ダート1800m 曇/重）に出走。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた41戦目は、一般B2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた42戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鷹野宏史騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のヘラクリアンに2馬身半の差をつけて優勝

5月28日、中7週で迎えた43戦目は、一般C1（高知ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鷹野宏史騎手（5戦3勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のロイヤルエクシードに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月17日、中2週で迎えた44戦目は、一般B2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鷹野宏史騎手（6戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったフジノヤマノオーから3馬身差の2着に敗北した。

7月27日、中5週で迎えた45戦目は、さくらんぼ特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で鷹野宏史騎手（7戦4勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のマルチワンダーに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月7日、中1週で迎えた46戦目は、瑪瑙特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鷹野宏史騎手（8戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルチワンダーからクビ差の2着に甘んじた。

9月29日、中7週で迎えた47戦目は、月見草特別（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は花本正三騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったトレメンダスから1馬身差の2着となった。

11月30日、中8週で迎えた48戦目は、のじぎく特別（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は鷹野宏史騎手（9戦5勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

9歳（1999年）

3月1日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた49戦目は、今村賢治騎手を鞍上に迎えて、一般B2（高知ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。