ウインドマラドーナ（1990年生、母グリタルビー）

ウインドマラドーナ（1990年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のウインドストース（当時7歳）と交配したグリタルビーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）近藤牧場。戦績は、中央平地25戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は1995年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

崎山博樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

12月6日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったミリオネージに詰め切れず、約12馬身差の2着となった。

12月26日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

3歳（1993年）

1月31日、中4週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

2月14日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

2月28日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で松永幹夫騎手（4戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

3月20日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のカムアロングを半馬身振り切って初白星を挙げた。

5月2日、中5週で迎えた7戦目は、4歳500万下（京都芝1600m 雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦1勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

6月13日、中3週で迎えた9戦目は、西浦勝一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のあじさい賞（阪神芝1600m 雨/良）に出走。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下（京都芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で西浦勝一騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で西浦勝一騎手（2戦0勝）。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったカシワズルビーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

8月1日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で西浦勝一騎手（3戦0勝）。18頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、5着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で西浦勝一騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

8月29日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で西浦勝一騎手（5戦0勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

4歳（1994年）

1月30日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた15戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1000m 曇/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鬼脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のヤンガースパークに2馬身の差をつけて久々の実戦を制した。

2月6日、連闘で迎えた16戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

2月26日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の火の山特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内山正博騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

3月13日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の宗像特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で内山正博騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

6月19日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた19戦目は、5歳以上900万下のフィリピン・トロフィー（中京芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は西浦勝一騎手（6戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、伸びてきたフリークフィールド決め手に屈してクビ差の2着となった。

5歳（1995年）

4月23日、約10か月半の休養明けで迎えた20戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島芝1200m 小雨/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るラバーズレインを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて久しぶりの実戦を物にした。

5月7日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下の鷹ケ峰特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下の小野特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したフサイチルーラーに半馬身届かず2着に敗北した。

6月11日、中2週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は西浦勝一騎手（7戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のドンシューターを3/4馬身振り切って4勝目を奪取した。

6月18日、連闘で迎えた24戦目は、5歳以上900万下のフィリピン・トロフィー（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西浦勝一騎手（8戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では卓抜な伸びを見せたが、伸びてきたチアズホープ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

7月8日、中2週で迎えた25戦目は、L.クロップ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のジュライステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。