ツミキヒトツ（2020年生、母ユーセイクインサー）

ツミキヒトツ（2020年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスノードラゴン（当時12歳）と交配したユーセイクインサーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はアサヒ牧場。2022年のチャレンジ（2）に勝利した他、2023年の笠松プリンシパルカップを制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、アサヒ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、アサヒ牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、石川裕基によって220万円で落札された。

笹野博司厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2022年）

6月17日、デビュー戦は渡辺竜也騎手を鞍上に据えて、2歳（笠松ダート800m 晴/稍重）に出走。馬体重は440kg。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では少しずつ前との差を詰めて、最後は2着のリックトラチャンをクビ差振り切って初白星を挙げた。

7月15日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

8月26日、中5週で迎えた3戦目は、2歳オープンのチャレンジ（1）（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に終わった。

9月22日、中3週で迎えた4戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの秋風ジュニア（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

10月20日、中3週で迎えた5戦目は、2歳オープンのジュニアクラウン（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に終わった。

11月16日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、2歳オープンのチャレンジ（2）（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアイファーダイオウを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

3歳（2023年）

2月22日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた7戦目は、3歳戦の節分草特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったワールドミッションに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月14日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた8戦目は、3歳地方重賞の中京ペガスターカップ（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（5戦2勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったスタンレーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4月5日、中2週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の新緑賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4月26日、中2週で迎えた10戦目は、3歳オープンの若鮎賞（笠松ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（6戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったワールドミッションに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

5月31日、中4週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（7戦2勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったセブンカラーズに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8月4日、中8週で迎えた12戦目は、3歳オープンの笠松プリンシパルカップ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（8戦2勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエンジョイリッキーに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月10日、中4週で迎えた13戦目は、3歳戦の西日本ダービー（佐賀ダート2000m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺竜也騎手（9戦3勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた14戦目は、3歳オープンの秋の鞍（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺竜也騎手（10戦3勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

4歳（2024年）

3月20日、約6か月の休み明けで迎えた15戦目は、マーチカップ（笠松ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺竜也騎手（11戦3勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

4月17日、中3週で迎えた16戦目は、陽春特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で渡辺竜也騎手（12戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

5月10日、中2週で迎えた17戦目は、ぎふ長良川オープン（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で渡辺竜也騎手（13戦3勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったトランスナショナルに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

6月7日、中3週で迎えた18戦目は、カンナオープン（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で渡辺竜也騎手（14戦3勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

7月15日、中4週で迎えた19戦目は、名港盃オープン（名古屋ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で渡辺竜也騎手（15戦3勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

10月23日、約3か月半の休養明けで迎えた20戦目は、おひつじ座特別（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で渡辺竜也騎手（16戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のミノコクシュタルクに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月8日、中1週で迎えた21戦目は、コウテイダリア特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で渡辺竜也騎手（17戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したキスリングを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。