グランドセンプウ（1995年生、母モリクロツサー）

グランドセンプウ（1995年6月8日）は、日本の競走馬。品種はアングロアラブで、毛色は芦毛。種牡馬のフアストセンプウ（当時17歳）と交配したモリクロツサーが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は森永牧場。戦績は、地方32戦8勝2着8回。主な勝ち鞍は1998年のルビー特別(アラ系一般A)。

経歴

デビュー前

蝦名弘厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（1997年）

10月21日、デビュー戦は長嶋和彦騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳（金沢ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は437kg。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のヤングソラに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月3日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で長嶋和彦騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月29日、中3週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた3戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で長嶋和彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のアオイカーニバルに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月8日、連闘で迎えた4戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で長嶋和彦騎手（3戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったトゥインクルダイヤから半馬身差の2着に敗北した。

3歳（1998年）

1月4日、中3週で迎えた5戦目は、アラ系4歳（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で長嶋和彦騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のラインセンプウをハナ差制して3勝目を手中に収めた。

4月20日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、蔵重浩一郎騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C1（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサウスウィンに3馬身の差をつけて優勝

5月4日、中1週で迎えた7戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、スタージョッキー（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、トライバルゴールドにハナ差交わされて2着に甘んじた。

5月17日、中1週で迎えた8戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアラブ4歳優駿（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、クラストローカーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

6月14日、中3週で迎えた9戦目は、アラ系一般B（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るマツエータイガーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月30日、中1週で迎えた10戦目は、アラ系一般B（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のホマレドンを半馬身振り切って優勝

7月13日、中1週で迎えた11戦目は、ルビー特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るアローウーマンを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って勝利を手に入れた。

8月9日、中3週で迎えた12戦目は、ルビー特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で米倉知騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、メジャープリンスに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

8月24日、中1週で迎えた13戦目は、ルビー特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で米倉知騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

9月22日、中3週で迎えた14戦目は、サファイヤ特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で米倉知騎手（6戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるヨキイエスダイを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月4日、中1週で迎えた15戦目は、山中利夫騎手を鞍上に迎えて、ルビー特別（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のホマレドンをアタマ差振り切って8勝目を奪取した。

10月18日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦のアラブ大賞典（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山中利夫騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアローウーマンを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

11月17日、中3週で迎えた17戦目は、サファイヤ特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山中利夫騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるメジャープリンスを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

12月1日、中1週で迎えた18戦目は、サファイヤ特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山中利夫騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた19戦目は、端勝成騎手を鞍上に迎えて、サファイヤ特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた20戦目は、馬事畜産振興特別アラブウインターカップ（金沢ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は中川雅之騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

4歳（1999年）

4月20日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた21戦目は、サファイヤ特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は山中利夫騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい6着に終わった。

5月18日、中3週で迎えた22戦目は、サファイヤ特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山中利夫騎手（5戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

6月1日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた23戦目は、サファイヤ特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山中利夫騎手（6戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた24戦目は、サファイヤ特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は蔵重浩一郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトゥインクルダイヤを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

6月29日、中1週で迎えた25戦目は、サファイヤ特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蔵重浩一郎騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた26戦目は、サファイヤ特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で蔵重浩一郎騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた27戦目は、農協牛乳杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は端勝成騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

8月24日、中3週で迎えた28戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、サファイヤ特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた29戦目は、サファイヤ特別（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は端勝成騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

5歳（2000年）

4月29日、約8か月の休み明けで迎えた30戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、ルビー特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に終わった。

6歳（2001年）

11月11日、約18か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた31戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で沖静男騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた32戦目は、アメジスト特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で沖静男騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。