ビービーレアル（2002年生、母ツキノシンフォニー）

ビービーレアル（2002年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋サッカークラブチーム名レアルマドリードより」。毛色は鹿毛。種牡馬のコロニアルアッフェアー（当時12歳）と交配したツキノシンフォニーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）道見牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方12戦5勝2着2回。2004年のマンハッタンカフェ賞に勝利した他、2005年の’05サンライズチャレンジ(ハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、道見牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2004年）

8月11日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は492kg。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のサニーシークレットに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月25日、中1週で迎えた2戦目は、千葉津代士騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのマンハッタンカフェ賞（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のアドミラルサンダーに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月18日、中2週で迎えた3戦目は、2歳500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で千葉津代士騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって14着に敗れた。

11月24日、中9週で迎えた4戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の葉牡丹特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のブレットトレインに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3歳（2005年）

1月2日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のブルーバードカップ（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

1月24日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦の若竹特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセブンチャンピオンに4馬身の差をつけて4勝目を手にした。

2月28日、中4週で迎えた7戦目は、3歳ハンデ戦でオープンの’05サンライズチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（2戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、メイプルエイトに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

3月23日、中2週で迎えた8戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の京浜盃（大井ダート1700m 雨/不良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

4歳（2006年）

6月14日、約15か月の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた9戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般B3二（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

7月5日、中2週で迎えた10戦目は、盛夏特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るキョウエイアオバを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って久しぶりに勝利を挙げた。

8月4日、中3週で迎えた11戦目は、サードニクス特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、ケイアイリヴァーに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

8月21日、中1週で迎えた12戦目は、アクアライン特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた13戦目は、赤富士特別（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。