オオエフォーチュン（2016年生、母スターリーベイ）

オオエフォーチュン（2016年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋富」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のメイショウサムソン（当時13歳）と交配したスターリーベイが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は津島優治。2019年のゴールドジュニア(地方重賞)に勝利した他、2019年の秋の鞍(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、津島優治から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

小村正也厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2018年）

8月8日、デビュー戦は竹村達也騎手を鞍上に据えて、2歳（園田ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったフセノピュアに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8月31日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹村達也騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月27日、中3週で迎えた3戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアッパートライ一組（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

10月25日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた4戦目は、2歳（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

11月21日、中3週で迎えた5戦目は、山田雄大騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアッパートライ一組（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

12月18日、中3週で迎えた6戦目は、2歳戦のアッパートライ（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田雄大騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るチェリースペインを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月31日、中1週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞の園田ジュニアカップ（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田雄大騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、3着に終わった。

3歳（2019年）

1月24日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田雄大騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るブライアンビクターを鬼脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて優勝

3月16日、中6週で迎えた9戦目は、3歳オープンの若葉ステークス（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で山田雄大騎手（4戦2勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

4月11日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、3歳地方重賞の菊水賞（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で山田雄大騎手（5戦2勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

5月17日、中4週で迎えた11戦目は、3歳戦のアサヒスーパードライカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山田雄大騎手（6戦2勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月6日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた12戦目は、3歳地方重賞の兵庫ダービー（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山田雄大騎手（7戦2勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、3着に入り込んだ。

9月3日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、3歳地方重賞の秋の鞍（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山田雄大騎手（8戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエムエスクイーンを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月6日、中4週で迎えた14戦目は、3歳M1のダービーグランプリ（盛岡ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で山田雄大騎手（9戦2勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

11月7日、中4週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で山田雄大騎手（10戦2勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

12月3日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上B1（園田ダート1870m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスピリットソウルを異次元の末脚でハナ差だけ差し切って3勝目を挙げた。

12月27日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1 B2（園田ダート1700m 晴/重）に58kgの斤量を背負って出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったアーチデュークに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

4歳（2020年）

1月29日、中4週で迎えた18戦目は、武徳杯（姫路ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は山田雄大騎手（11戦2勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた19戦目は、ラジオ関西特別（園田ダート1870m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田雄大騎手（12戦2勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のエイシンレーザーをクビ差振り切って優勝

3月19日、中3週で迎えた20戦目は、京都府産たまご特別（園田ダート2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田雄大騎手（13戦3勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

5月6日、中6週で迎えた21戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、ジャスミン賞（園田ダート1870m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたイスズイーグル決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

8月14日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞の摂津盃（園田ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

9月4日、中2週で迎えた23戦目は、競馬キンキ杯（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は山田雄大騎手（14戦3勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、グングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のコスモヴァーズに1馬身の差をつけて5勝目を掴み取った。

10月9日、中4週で迎えた24戦目は、地方重賞のオータムカップ（笠松ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田雄大騎手（15戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

11月26日、中6週で迎えた25戦目は、小雪特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したドライヴナイトに3/4馬身届かず2着となった。

5歳（2021年）

1月3日、中4週で迎えた26戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞の新春賞（園田ダート1870m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

1月28日、中3週で迎えた27戦目は、地方重賞の白鷺賞（姫路ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

4月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた28戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、そのたんお誕生日記念 4歳以上特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたエイシンナセル決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。