アイヴァン（2013年生、母ミスフィンランド）

アイヴァン（2013年10月15日）は、オーストラリアで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「なるほど（フィンランド語）」。毛色は栗毛。種牡馬のMore Than Ready（当時16歳）と交配したミスフィンランドが11歳のときに産んだ仔が本馬である。主な勝ち鞍は2017年のオーストラリアターフクラブ賞(一般C1)。

経歴

デビュー前

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2016年）

7月30日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り小雨/良）に出走。馬体重は538kg。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見所を作れず13着に敗れた。

9月4日、中4週で迎えた2戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたウエスタンエスプリ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

9月25日、中2週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

11月29日、中8週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた4戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2十十一十二（大井ダート1500m 内回り晴/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったファクターに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2017年）

5月23日、約6か月の休み明けで迎えた5戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた6戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、へび座特別（大井ダート1700m 雨/良）に出走。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったインナーブルに詰め切れず、4馬身差の2着に敗れた。

9月14日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた7戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るエスプリローズを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月2日、中2週で迎えた8戦目は、ミッドナイト寄席ゴールデン賞（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のテラザトゥモローに1馬身1/4の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

11月15日、中5週で迎えた9戦目は、琉球新報盃（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦2勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、3着に終わった。

12月27日、中5週で迎えた10戦目は、オーストラリアターフクラブ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のパツキンを3/4馬身振り切って優勝

5歳（2018年）

1月26日、中3週で迎えた11戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、睦月特別（大井ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月4日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

6歳（2019年）

1月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、一般C1 C2（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したクラバウターマンに半馬身届かず2着に敗北した。

2月8日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1十十一（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

3月21日、中5週で迎えた15戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C1九十（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

4月23日、中4週で迎えた16戦目は、一般C1三四五（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線に入ると、前で粘るツルオカサンデーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけてファンの支持に応えた。

6月4日、中5週で迎えた17戦目は、一般C1三四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（4戦3勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず15着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1二三四（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（5戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

7月31日、中4週で迎えた19戦目は、ウッドフォードリザーブ賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

12月29日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた20戦目は、TCKイメージキャラクター勢揃い賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

7歳（2020年）

2月4日、中4週で迎えた21戦目は、一般C2九十（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に敗れた。

3月27日、中6週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた22戦目は、半澤慶実騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二十三（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

4月24日、中3週で迎えた23戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三十四十五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

5月22日、中3週で迎えた24戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

6月19日、中3週で迎えた25戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般C5（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた26戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、愛ラブ名古屋競馬杯（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

8月13日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた27戦目は、加藤利征騎手を鞍上に迎えて、一般C8（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた28戦目は、C級サバイバル（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は森島貴之騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた29戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見所を作れず11着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた30戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森島貴之騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた31戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤利征騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

10月29日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤利征騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた33戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤利征騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。