シャープムスタング（2020年生、母シャーペンエッジ）

Sharp Mustang

2020.03.30

シャープムスタング（2020年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のカレンブラックヒル（当時11歳）と交配したシャーペンエッジが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は坂東牧場。主な勝ち鞍は2022年の2歳。

経歴

デビュー前

藤田輝信厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2022年）

7月29日、デビュー戦は御神本訓史騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は464kg。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のストレートに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月8日、中5週で迎えた2戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のつばめ特別（大井ダート1600m 内回り 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

11月17日、中9週で迎えた3戦目は、2歳戦の211.5万円以上（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。競走中止となった。

3歳（2023年）

3月29日、約4か月半の休み明けで迎えた4戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の京浜盃（大井ダート1700m 雨/重）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

4歳（2024年）

4月9日、約12か月半の休み明けで迎えた5戦目は、一般C2十一十二十三（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤洋一騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では長く末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のビクロイに1馬身3/4の差をつけて久方ぶりの一戦を制した。

5月16日、中4週で迎えた6戦目は、キングストン賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤洋一騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて、最後は2着のビクロイを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

6月26日、中5週で迎えた7戦目は、SPAT4プレミアムポイント賞（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で安藤洋一騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のアンニンドウフに2馬身の差をつけて優勝

8月15日、中6週で迎えた8戦目は、一般C1二三四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤洋一騎手（4戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では生得の持続力でひたむきに粘り続けて先頭をうかがい、最後は2着のタカミズをハナ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

10月4日、中6週で迎えた9戦目は、ゴッドファーザー賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で安藤洋一騎手（5戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したエスプリリチャードにクビ差届かず2着に甘んじた。