ゼンノポイント（1996年生、母モガミポイント）

ゼンノポイント（1996年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアレミロード（当時13歳）と交配したモガミポイントが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は（有）千歳国際牧場。戦績は、地方33戦10勝2着9回。主な勝ち鞍は2002年のフレンドリーサドル特別(一般B2 B3)。

経歴

デビュー前

川島正行厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（1999年）

7月28日、デビュー戦は張田京騎手を鞍上に据えて、4歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は489kg。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のマキバティアラに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月19日、中2週で迎えた2戦目は、4歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したマイエクセルレディにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月15日、中3週で迎えた3戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったホーカーズダンサーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月5日、中2週で迎えた4戦目は、佐藤裕太騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1500m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメアリーワンダーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて2勝目を収める

11月15日、中5週で迎えた5戦目は、4歳（船橋ダート1500m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐藤裕太騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したミカワリュオーを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

4歳（2000年）

2月17日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、一般C2五ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤裕太騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアジエブロスに5馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

3月7日、中2週で迎えた7戦目は、一般C2三イ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤裕太騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

3月14日、連闘で迎えた8戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったナスノユーヘイから1馬身半差の2着に敗北した。

4月3日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2二（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤裕太騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、息長く末脚を伸ばして、最後は2着のアキノビクトリーに1馬身の差をつけて4勝目を手にした。

5月4日、中3週で迎えた10戦目は、一般C1五（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤裕太騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のトップガーデンに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月25日、中2週で迎えた11戦目は、ヤマブキ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤裕太騎手（6戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、勝ったスズヨキングをクビ差捉え切れず2着に惜敗した。

6月11日、中1週で迎えた12戦目は、星雲特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤裕太騎手（7戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、2着のシャンハイオーに2馬身の差をつけて6勝目を手中に収めた。

8月8日、中7週で迎えた13戦目は、炎陽特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤裕太騎手（8戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のブラックエブロスに2馬身半の差をつけて制した。

8月29日、中2週で迎えた14戦目は、初秋特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤裕太騎手（9戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のトキノエキスパートに1馬身半の差をつけて8勝目を手にした。

9月17日、中2週で迎えた15戦目は、萩特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤裕太騎手（10戦7勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月26日、中5週で迎えた16戦目は、’00フェイスフルレイン特別（4）（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月28日、中4週で迎えた17戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、’00フェイスフルレイン特別（5）（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

5歳（2001年）

9月19日、約10か月の休み明けで迎えた18戦目は、ハンデ戦のセプテンバー特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤裕太騎手（11戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたトミケンレインボー決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

10月11日、中2週で迎えた19戦目は、’01フェイスフルサドル特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月20日、中5週で迎えた20戦目は、ノベンバー特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤裕太騎手（12戦7勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、アルファメガに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

6歳（2002年）

1月2日、中5週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の初夢特別（船橋ダート1700m 小雪/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤裕太騎手（13戦7勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のツインズジョーカーに1馬身半の差をつけて久々に勝利を挙げた。

1月31日、中3週で迎えた22戦目は、ガーネットスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤裕太騎手（14戦8勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。3着に入った。

2月28日、中3週で迎えた23戦目は、フレンドリーサドル特別（船橋ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤裕太騎手（15戦8勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のピーエムウェーヴに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月18日、中2週で迎えた24戦目は、アクアマリン賞（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤裕太騎手（16戦9勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

4月30日、中5週で迎えた25戦目は、ダイヤモンド特別（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤裕太騎手（17戦9勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた26戦目は、新緑特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤裕太騎手（18戦9勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

6月11日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の万緑特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤裕太騎手（19戦9勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず3着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦のジューン特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で佐藤裕太騎手（20戦9勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったスタートザウェイに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

7月29日、中3週で迎えた29戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のスパーキングサマーチャレンジ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

8月28日、中3週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の千葉テレビ放送盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤裕太騎手（21戦9勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

9月19日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデ戦の房総特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤裕太騎手（22戦9勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデ戦の神無月特別（船橋ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤裕太騎手（23戦9勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したスタートザウェイを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗れた。

7歳（2003年）

2月5日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた33戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのウインター争覇（P）（笠松ダート1900m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。