スズヨキング（1996年生、母アスカダケ）

スズヨキング（1996年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のキンググローリアス（当時10歳）と交配したアスカダケが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は芳住鉄兵。戦績は、地方30戦8勝2着3回。主な勝ち鞍は2000年の’00フレンドリーサドル特別（7）(一般B2 B3)。

経歴

デビュー前

荒居貴美夫厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1998年）

7月26日、デビュー戦は藤江昭徳騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は451kg。5頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るブルーマイルズを途轍もない末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、2歳戦のぎんもくせい特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤江昭徳騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

11月12日、中4週で迎えた3戦目は、2歳戦のこむらさき特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤江昭徳騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた4戦目は、2歳戦のミムラサキ特別（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で藤江昭徳騎手（3戦1勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

3歳（1999年）

1月22日、中6週で迎えた5戦目は、3歳戦の寒椿特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤江昭徳騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の水仙特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤江昭徳騎手（5戦1勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた7戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

11月15日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた8戦目は、白田日出夫騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1500m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

12月27日、中5週で迎えた9戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、抜け出したノースハットを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

4歳（2000年）

1月20日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2四イ（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のトップガーデンに3馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

2月15日、中3週で迎えた11戦目は、一般C2三ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したクィーンソフィアにアタマ差届かず2着に甘んじた。

3月6日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2二（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は白田日出夫騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミカワリュオーを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて3勝目を手にした。

4月5日、中3週で迎えた13戦目は、一般C1六（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で白田日出夫騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月2日、中3週で迎えた14戦目は、メイ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカミノドラゴンに6馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月25日、中2週で迎えた15戦目は、ヤマブキ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のゼンノポイントをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

6月27日、中4週で迎えた16戦目は、’00フレンドリーサドル特別（3）（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（6戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

7月26日、中3週で迎えた17戦目は、’00フレンドリーサドル特別（4）（船橋ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（7戦3勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた18戦目は、カノープス賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（8戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

9月22日、中4週で迎えた19戦目は、ハンデ戦のセプテンバー特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（9戦3勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のスタンダールをクビ差振り切って6勝目をつかんだ。

12月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、’00フレンドリーサドル特別（7）（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で石崎隆之騎手（10戦4勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るベルグライアンを凄まじい末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

5歳（2001年）

10月15日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた21戦目は、田中力騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のオパール特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

11月20日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた22戦目は、ノベンバー特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中力騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

12月17日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦のアクアライン特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中力騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦し、4着を確保した。

6歳（2002年）

1月2日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の初夢特別（船橋ダート1700m 小雪/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中力騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

1月31日、中3週で迎えた25戦目は、ガーネットスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中力騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。13着に終わった。

2月25日、中3週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の駿風特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（11戦5勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

3月25日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、ハンデ戦の早春特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（12戦5勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

4月16日、中2週で迎えた28戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、ファンタスティックステッキ特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、5着を確保した。

5月22日、中4週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた29戦目は、麦秋特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（13戦5勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、勝ったイシノギャラントに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

6月5日、中1週で迎えた30戦目は、清夏特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（14戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のジョーグラディを3/4馬身振り切って久しぶりに美酒を浴びた。