ジョーグラディ（1998年生、母フラワーティアラ）

ジョーグラディ（1998年5月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヴィジョン（当時17歳）と交配したフラワーティアラが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道虻田郡豊浦町、生産者は飯原牧場。戦績は、地方30戦5勝2着5回。2001年の日本海ダービー(地方重賞)に勝利した他、2001年のサラブレッド大賞典(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中川一男厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2000年）

8月28日、デビュー戦は中川雅之騎手を鞍上に据えて、3歳（金沢ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は483kg。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、タテヤマワンダーに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月11日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた2戦目は、3歳（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のクリオネジョイナに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月24日、中1週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の兼六園ジュニアカップ（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

11月5日、中5週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた4戦目は、2歳戦のアンタレス特別（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

11月21日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた5戦目は、2歳地方重賞のサラブレッド3歳優駿（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で中川雅之騎手（4戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

12月3日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のアンタレス特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で中川雅之騎手（5戦1勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、コーザンブレーンに交わされて1馬身半差の2着となった。

12月17日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦のアンタレス特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で中川雅之騎手（6戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に終わった。

3歳（2001年）

1月4日、中2週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞のサラブレッドヤングチャンピオン（金沢ダート1700m 雪/不良）に出走。鞍上は8戦連続で中川雅之騎手（7戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

4月14日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた9戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で中川雅之騎手（8戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた10戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で中川雅之騎手（9戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のケイショウギルバーに3馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

5月13日、中1週で迎えた11戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で中川雅之騎手（10戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

5月20日、連闘で迎えた12戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で中川雅之騎手（11戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のナムラセクレトをハナ差振り切って3勝目を手にした。

6月3日、中1週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の北日本新聞杯（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で中川雅之騎手（12戦3勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、リードを2馬身以上保って、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

7月15日、中5週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の日本海ダービー（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で中川雅之騎手（13戦3勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るレオスティークを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

9月3日、中6週で迎えた15戦目は、3歳G3のサラブレッドチャレンジカップ（金沢ダート2000m 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は15戦連続で中川雅之騎手（14戦4勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた16戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で中川雅之騎手（15戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キクノライデンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月6日、中1週で迎えた17戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で中川雅之騎手（16戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ホシノオウジサマに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月21日、中1週で迎えた18戦目は、3歳地方重賞のサラブレッド大賞典（金沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で中川雅之騎手（17戦4勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた19戦目は、香林坊特別（金沢ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は19戦連続で中川雅之騎手（18戦4勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

11月28日、中2週で迎えた20戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の材木座特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月24日、中3週で迎えた21戦目は、冬至特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。10着に敗れた。

4歳（2002年）

1月30日、中4週で迎えた22戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、瑞雪特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のカワギシボーイに4馬身の差をつけて制した。

2月18日、中2週で迎えた23戦目は、春望特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3月16日、中3週で迎えた24戦目は、麗春特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森下博騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月25日、連闘で迎えた25戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の早春特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

5月1日、中4週で迎えた26戦目は、春陽特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は森下博騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた27戦目は、メイスター賞（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（4戦1勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた28戦目は、清夏特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森下博騎手（5戦1勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたスズヨキング決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

7月29日、中7週で迎えた29戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、ベイサイド特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた30戦目は、ふるさと特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天授の負けん性を発揮してゴールまで頑張ったが、5着に終わった。