バンシャーリー（2001年生、母メジロベッサン）

バンシャーリー（2001年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のデヒア（当時10歳）と交配したメジロベッサンが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は福山牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方29戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2003年のホープフル。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ベルモントファームから「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

佐々木修一厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2003年）

9月28日、デビュー戦は阿部英俊騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフューチャー（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は496kg。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったハーディスから3馬身差の2着に敗北した。

10月27日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦のホープフル（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のホープフル（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた4戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のホープフル（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のフェアリーハヤテをアタマ差制して初勝利を挙げた。

12月31日、中4週で迎えた5戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、2歳A2（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3歳（2004年）

1月17日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下の朱竹賞（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

2月15日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下のカトレア賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

4月5日、中6週で迎えた8戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳A2（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のアクティブアリーナをアタマ差制して2勝目をつかんだ。

4月17日、中1週で迎えた9戦目は、3歳A2（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のエムケイミラクルに3馬身の差をつけて3勝目を収める

5月1日、中1週で迎えた10戦目は、3歳A2（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のダンストンジニアスに1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月22日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦の七時雨賞（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の岩鷲賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦3勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

10月25日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、一般B3（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた14戦目は、一般B3（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったグレートセイコーから4馬身差の2着となった。

11月22日、中1週で迎えた15戦目は、夏油特別（水沢ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（6戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月28日、連闘で迎えた16戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のゲイリープリズムをクビ差制して5勝目を奪取した。

12月11日、中1週で迎えた17戦目は、ディセンバーカップ（水沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月29日、中2週で迎えた18戦目は、一般B1 B2（水沢ダート1400m 雪/重）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のシャイニングレディに2馬身半の差をつけて6勝目を掴み取った。

4歳（2005年）

1月9日、中1週で迎えた19戦目は、岩手日日新聞社杯（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（7戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。11着に敗れた。

4月24日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、駒形賞（水沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（8戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず12着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた21戦目は、一般A2（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（9戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた22戦目は、FM岩手杯（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（10戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず12着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた23戦目は、一般A2（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（11戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

7月13日、中5週で迎えた24戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、豊岡・但東シルク温泉特別（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

8月24日、中5週で迎えた25戦目は、JBCカウントダウン70 朝来市銀山特別（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂本和也騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のフサイチホーストを半馬身振り切って7勝目を手に入れた。

9月8日、中1週で迎えた26戦目は、夢千代の里湯村温泉特別（姫路ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂本和也騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

5歳（2006年）

4月25日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた27戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、リフレッシュパーク市川特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上A1二（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で竹村達也騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

6月14日、中3週で迎えた29戦目は、3歳以上A2二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹村達也騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したモエレシャーロックを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

6月29日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上A1二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹村達也騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

8月17日、中6週で迎えた31戦目は、そのだサマーファイナル（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で竹村達也騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。