キタノウルフ（2001年生、母ニッポーノーブル）

キタノウルフ（2001年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋おおかみ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のパークリージエント（当時20歳）と交配したニッポーノーブルが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道上川郡清水町、生産者は金須牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方12戦5勝2着2回。2003年のジャングルポケット賞で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鈴木英二厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2003年）

5月21日、デビュー戦は川島洋人騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月29日、連闘で迎えた2戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったタカラスパークからクビ差の2着に惜敗した。

7月9日、中5週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジI（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は川島洋人騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のキングトワイニングに半馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月6日、中3週で迎えた4戦目は、2歳（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（2戦1勝）。5頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のサクラエキスプレスをハナ差制して2勝目を獲得した。

8月13日、連闘で迎えた5戦目は、2歳オープンのジャングルポケット賞（旭川ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川島洋人騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったビービーエンプリスからアタマ差の2着に甘んじた。

9月3日、中2週で迎えた6戦目は、2歳オープンのナリタトップロード賞（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島洋人騎手（4戦2勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。11着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた7戦目は、2歳500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で川島洋人騎手（5戦2勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

9月20日、連闘で迎えた8戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

11月11日、中6週で迎えた9戦目は、秋田実騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の平和賞（船橋ダート1600m 小雨/不良）に出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

3歳（2004年）

1月13日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、3歳戦の春駒特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋田実騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

2月9日、中3週で迎えた11戦目は、3歳戦の立駿特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋田実騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

3月7日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた12戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋田実騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた13戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で秋田実騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた14戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパインバレーに7馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

5月3日、中2週で迎えた15戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若緑特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のアスキットアジュをクビ差振り切って制した。

5月25日、中2週で迎えた16戦目は、3歳戦の紫陽花特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は森下博騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のゴールドハートに3馬身の差をつけて優勝