グレートバローズ（2017年生、母ルアーズストリート）

グレートバローズ（2017年4月13日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「偉大な+冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時15歳）と交配したルアーズストリートが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は下河辺牧場。2024年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)を連覇した他、2023年の障害4歳以上オープン(障害4歳以上オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

角居勝彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

8月17日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

11月17日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい12着に終わった。

12月14日、中3週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで崩れずに走り抜いたが、スマートウィザードにクビ差交わされて2着となった。

3歳（2020年）

1月12日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

4月12日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

5月10日、中3週で迎えた6戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた7戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1900m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

6月21日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

7月22日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦の三室山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のメイショウマコモに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月31日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた11戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のイシュタルゲートに5馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

4歳（2021年）

1月5日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤祥太騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入った。

1月24日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1900m 小雨/不良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

3月13日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート2000m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

4月11日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラスの吹田特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月2日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート2100m 曇/稍重）に出走。鞍上は岩田望来騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったコパノリッチマンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

6月20日、中6週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの鷹取特別（阪神ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（4戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

10月10日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、スーパーフェイバーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

10月30日、中2週で迎えた20戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの伊勢佐木特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラスの出石特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（6戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

5歳（2022年）

1月29日、中9週で迎えた22戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（7戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったダノンラスターに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

2月19日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート2100m 曇/稍重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（8戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

5月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

6月12日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上2勝クラスの八王子特別（東京ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（9戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

7月23日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったシャイニーズランから3馬身差の2着となった。

8月21日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた28戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウシャガに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月9日、中6週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた29戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝3110m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（2戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月5日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた30戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3350m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高田潤騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

6歳（2023年）

1月21日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg戻して迎えた31戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2860m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。最後は、勝ったジューンベロシティから1馬身半差の2着となった。

2月4日、中1週で迎えた32戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝3390m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月8日、中8週で迎えた33戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小坂忠士騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のギガバッケンに9馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

6月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた34戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で小坂忠士騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた35戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月18日、中8週で迎えた36戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3380m 晴/稍重）に出走。鞍上は高田潤騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のヤップヤップヤップに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7歳（2024年）

1月27日、中9週で迎えた37戦目は、牛若丸ジャンプステークス（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた38戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝3390m 晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（6戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月16日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた39戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高田潤騎手（7戦2勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7月13日、約4か月の休み明けで迎えた40戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3380m 晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で高田潤騎手（8戦2勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のブリヨンカズマに7馬身の差をつけて勝利を手に入れた。