ダノンラスター（2016年生、母プリンセスオブシルマー）

ダノンラスター（2016年2月12日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名+栄光。栄光を導く存在になることを願って」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時14歳）と交配したプリンセスオブシルマーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2023年のブリリアントステークス(オープンハンデ)で2着に入った他、2023年のスレイプニルステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

10月7日、デビュー戦はJ.モレイラ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、異次元の末脚を爆発させて、最後は2着のシャドウディーヴァに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

11月17日、中5週で迎えた2戦目は、2歳G3の東京スポーツ杯2歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続でJ.モレイラ騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3歳（2019年）

1月14日、中7週で迎えた3戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

5月25日、約4か月半の休み明けで迎えた4戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月14日、約4か月半の休み明けで迎えた5戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝2400m 雨/稍重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

11月23日、中5週で迎えた6戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝2400m 雨/不良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4歳（2020年）

6月6日、約6か月半の休み明けで迎えた7戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝2300m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5歳（2021年）

6月26日、約13か月の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

9月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤマノマタカに8馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

10月10日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（3戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

11月21日、中5週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したメイショウフンジンにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月18日、中3週で迎えた12戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの香取特別（中山ダート2400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したグロリアムンディにクビ差届かず2着に甘んじた。

6歳（2022年）

1月29日、中5週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のグレートバローズに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

2月19日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上3勝クラスの金蹄ステークス（東京ダート2100m 曇/稍重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

11月19日、約9か月の休養明けで迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの晩秋ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上はR.ムーア騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたディクテオン決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

7歳（2023年）

2月18日、約3か月の休み明けで迎えた16戦目は、4歳以上3勝クラスの金蹄ステークス（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上はJ.モレイラ騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のテンカハルをクビ差振り切って優勝

4月30日、中9週で迎えた17戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのブリリアントステークス（東京ダート2100m 小雨/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では矢のような伸びで猛進したが、勝ったディクテオンにねじ伏せられてアタマ差の2着に惜敗した。

6月17日、中6週で迎えた18戦目は、スレイプニルステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のヘラルドバローズを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

10月22日、約4か月の休み明けで迎えた19戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのブラジルカップ（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、勝ったテンカハルにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8歳（2024年）

4月28日、約6か月半の休み明けで迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンのブリリアントステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木大輔騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。