エストレーモ（2010年生、母ヴェルダージ）

エストレーモ（2010年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時13歳）と交配したヴェルダージが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）習志野牧場。戦績は、地方29戦7勝2着4回。2013年のスプリングカップ(地方重賞)に勝利した他、2013年の駿蹄賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2012年）

5月16日、デビュー戦は阿部龍騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は440kg。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた2戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月5日、連闘で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は阿部龍騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて10着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

8月23日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は勢いを失って7着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた7戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた8戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた9戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（5戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、で馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のマイライクエメに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月17日、中1週で迎えた10戦目は、2歳（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

10月25日、連闘で迎えた11戦目は、2歳（門別ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で桑村真明騎手（7戦1勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた12戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で桑村真明騎手（8戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

12月6日、中3週で迎えた13戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、2歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。5頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のタイセイアリュールに4馬身の差をつけて2勝目をマークした。

12月17日、中1週で迎えた14戦目は、2歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したアイビスティに半馬身届かず2着に敗北した。

3歳（2013年）

1月2日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦の白鳥特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

1月14日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦の最後の事務職人伊藤元之退職記念（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた17戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（4戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るナデシコウインを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

2月4日、連闘で迎えた18戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のおしどり特別（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のノブタカキングに1馬身半の差をつけて4勝目をつかんだ。

2月18日、中1週で迎えた19戦目は、3歳戦の丹頂鶴特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったナデシコウインに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月7日、中1週で迎えた20戦目は、3歳地方重賞のスプリングカップ（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阪野学騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のゴールドブラザーに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月17日、中5週で迎えた21戦目は、巣立ち賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（5戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のキングゴールドオーに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月2日、中1週で迎えた22戦目は、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（6戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、抜け出したゴールドブラザーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

5月22日、中2週で迎えた23戦目は、えんどう賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（7戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のオリオンローザに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

6月7日、中1週で迎えた24戦目は、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート1900m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（8戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

10月30日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた25戦目は、名古屋チャレンジカップサテュロス賞（名古屋ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（9戦4勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、ニライジンクに交わされて2馬身差の2着となった。

11月13日、中1週で迎えた26戦目は、ポインセチア特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で戸部尚実騎手（10戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた27戦目は、ビオラ特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で戸部尚実騎手（11戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

12月4日、連闘で迎えた28戦目は、シクラメン特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で戸部尚実騎手（12戦4勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた29戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、グッドラック賞（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。