マルサンムテキ（2010年生、母ポートムテキ）

マルサンムテキ（2010年3月31日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のバゴ（当時9歳）と交配したポートムテキが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）信成牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方30戦9勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の3歳。

経歴

デビュー前

南井克巳厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

1月19日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は484kg。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

2月24日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

3月3日、連闘で迎えた3戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

7月7日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた5戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

8月29日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた7戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の寧月ちゃん3歳おめでとう記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のデルマヤマンバを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

9月19日、連闘で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のラプティウルスに1馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

10月16日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフレームエンゼルに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

11月1日、中1週で迎えた11戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のテイエムオデッセイをクビ差振り切って4勝目をゲットした。

11月15日、中1週で迎えた12戦目は、よもぎ菊特別（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（5戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた13戦目は、JAあいち海部あまじまんカップ（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で大畑雅章騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のテイエムオデッセイをクビ差振り切って勝利をモノにする

12月6日、連闘で迎えた14戦目は、冬牡丹特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で大畑雅章騎手（7戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールドピューマに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

12月26日、中2週で迎えた15戦目は、炭火賞（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で大畑雅章騎手（8戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のマイネルコイヌールを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

4歳（2014年）

1月2日、連闘で迎えた16戦目は、双六賞（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で大畑雅章騎手（9戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、マイネルコイヌールに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

1月16日、中1週で迎えた17戦目は、雪見賞（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で大畑雅章騎手（10戦7勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のゴールデンコマンドを半馬身振り切って断トツの支持に応えた。

1月28日、中1週で迎えた18戦目は、風花賞（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で大畑雅章騎手（11戦8勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。

2月5日、連闘で迎えた19戦目は、スキージャンプ賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で大畑雅章騎手（12戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた20戦目は、雨水賞（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で大畑雅章騎手（13戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

3月26日、中4週で迎えた21戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は15戦連続で大畑雅章騎手（14戦8勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

4月2日、連闘で迎えた22戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で大畑雅章騎手（15戦8勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

4月17日、中1週で迎えた23戦目は、ホタルイカ賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で大畑雅章騎手（16戦8勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた24戦目は、潮干狩り賞（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は18戦連続で大畑雅章騎手（17戦8勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

5月8日、連闘で迎えた25戦目は、いちご狩り賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で大畑雅章騎手（18戦8勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のリズムディヴァインに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月19日、中1週で迎えた26戦目は、双子座特別（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で大畑雅章騎手（19戦9勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた27戦目は、水無月特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は21戦連続で大畑雅章騎手（20戦9勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

6月11日、連闘で迎えた28戦目は、カイヅカイブキ賞（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は22戦連続で大畑雅章騎手（21戦9勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた29戦目は、向正面のメタセコイア賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は23戦連続で大畑雅章騎手（22戦9勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

7月27日、中4週で迎えた30戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、ジュライ特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた31戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、オーガスト特選（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

9月4日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた32戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた33戦目は、こすもす賞（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた34戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鴨宮祥行騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた35戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鴨宮祥行騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。