シンゼンレインボー（2009年生、母ジーエスレインボー）

シンゼンレインボー（2009年2月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスタチューオブリバティ（当時9歳）と交配したジーエスレインボーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）絵笛牧場。戦績は、地方29戦8勝2着9回。2014年の’14ブリリアントカップで2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

秋吉和美厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2012年）

3月26日、デビュー戦は柏木健宏騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は525kg。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキモンアヴァロンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

4月18日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るスマートジュノーを途轍もない末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5月11日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柏木健宏騎手（2戦2勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、抜け出したトキノメイゲツを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

6月29日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柏木健宏騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のヤサカフューチャーを3/4馬身振り切って3勝目を掴み取った。

7月13日、中1週で迎えた5戦目は、一般C1五六（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で柏木健宏騎手（4戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた6戦目は、一般B3五 C1四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柏木健宏騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったグラスグローリーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

8月28日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦のフォーチュネイトほうせんか特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柏木健宏騎手（6戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したミラクルミイクンにアタマ差届かず2着に惜敗した。

12月29日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、香里奈☆DISCOVER賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で柏木健宏騎手（7戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るガンバルジャンを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて久方ぶりの一戦を制した。

4歳（2013年）

1月23日、中3週で迎えた9戦目は、春駒賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で柏木健宏騎手（8戦4勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

2月19日、中3週で迎えた10戦目は、早春賞（大井ダート1600m 内回り雪/重）に出走。鞍上は10戦連続で柏木健宏騎手（9戦4勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のカリビアンクルーズに1馬身1/4の差をつけて5勝目をつかんだ。

3月8日、中1週で迎えた11戦目は、ゴールデンステッキ賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で柏木健宏騎手（10戦5勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、アベニンプレジャーにハナ差交わされて2着に惜敗した。

4月12日、中4週で迎えた12戦目は、エイプリル賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で柏木健宏騎手（11戦5勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のゴーアップドラゴンをアタマ差振り切ってファンの支持に応えた。

5月13日、中3週で迎えた13戦目は、エメラルド賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で柏木健宏騎手（12戦6勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のイキナヤツを半馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

6月6日、中2週で迎えた14戦目は、ムーンストーン賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で柏木健宏騎手（13戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のゴーアップドラゴンをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

7月9日、中4週で迎えた15戦目は、’13スターライトカップ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で柏木健宏騎手（14戦8勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったサチノシェーバーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8月1日、中2週で迎えた16戦目は、ペッパーツリー賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で柏木健宏騎手（15戦8勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

12月30日、約5か月の休養明けで迎えた17戦目は、アデュー2013賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で柏木健宏騎手（16戦8勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

5歳（2014年）

2月4日、中4週で迎えた18戦目は、立春賞（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は18戦連続で柏木健宏騎手（17戦8勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は勢いを失って16着に敗れた。

2月27日、中2週で迎えた19戦目は、寒梅賞（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は19戦連続で柏木健宏騎手（18戦8勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、伸びてきたグランディオーソ決め手に屈してクビ差の2着となった。

4月1日、中4週で迎えた20戦目は、’14ブリリアントカップ（大井ダート2000m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は20戦連続で柏木健宏騎手（19戦8勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったサミットストーンに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

5月14日、中5週で迎えた21戦目は、S2の大井記念（大井ダート2000m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は21戦連続で柏木健宏騎手（20戦8勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に敗れた。

6月26日、中5週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンの武蔵野オープン（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は22戦連続で柏木健宏騎手（21戦8勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では目立つような脚を使えず14着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた23戦目は、デネブ賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は23戦連続で柏木健宏騎手（22戦8勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた24戦目は、トゥインクルバースデー賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は24戦連続で柏木健宏騎手（23戦8勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

11月27日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた25戦目は、東原悠善騎手を鞍上に迎えて、いたばし二輪草特別（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

12月29日、中4週で迎えた26戦目は、イヤーエンド賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で東原悠善騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたブリージーストーム決め手に屈してアタマ差の2着となった。

6歳（2015年）

1月20日、中2週で迎えた27戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のガーネット賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

2月6日、中1週で迎えた28戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、うぐいす賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着に入った。

3月19日、中5週で迎えた29戦目は、アクアマリン賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は柏木健宏騎手（24戦8勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ダンスパフォーマーに交わされて6馬身差の2着となった。