ジムカーナ（1995年生、母Merci Mon Frere）

ジムカーナ（1995年3月23日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のStop the Music（当時25歳）と交配したMerci Mon Frereが9歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地19戦3勝。1998年の若駒ステークス(オープン)に勝利した他、1998年のすみれステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額2,500万円（5万×500口）で一口馬主が募集された。

梅内忍厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

10月11日、デビュー戦は野元昭嘉騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は426kg。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のヒシタイセイを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

11月8日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンの京都3歳ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（2戦1勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた4戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のエリカ賞（阪神芝2000m 雨/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンの中京3歳ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

3歳（1998年）

1月11日、中3週で迎えた6戦目は、4歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

1月31日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下のつばき賞（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で植野貴也騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線に入ると、前で粘るコウエイテンカイチを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて制した。

2月22日、中2週で迎えた8戦目は、3歳オープンの若駒ステークス（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で植野貴也騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のアイリッシュリネンをアタマ差振り切って3勝目をつかんだ。

3月14日、中2週で迎えた9戦目は、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で植野貴也騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月17日、中8週で迎えた10戦目は、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で植野貴也騎手（6戦2勝）。17頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、6着に入り込んだ。

6月13日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で植野貴也騎手（7戦2勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

12月13日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた12戦目は、ポートアイランドステークス（阪神芝1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で植野貴也騎手（8戦2勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた13戦目は、六甲ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（3戦1勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

4歳（1999年）

3月7日、中9週で迎えた14戦目は、G2のマイラーズカップ（阪神芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は植野貴也騎手（9戦2勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

4月4日、中3週で迎えた15戦目は、G2の産経大阪杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（10戦2勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

5月16日、中5週で迎えた16戦目は、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2000m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（11戦2勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた17戦目は、G2の金鯱賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で植野貴也騎手（12戦2勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に敗れた。

6歳（2001年）

6月9日、約24か月半の休養明けで迎えた18戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の石和特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。17頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の京橋特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。