トーホウヤマト（1996年生、母ピアレインボー）

トーホウヤマト（1996年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時10歳）と交配したピアレインボーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）猪野毛牧場。戦績は、中央平地17戦0勝2着2回、地方3戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1999年の’99ベストステッキ特別（11）(C1以下)。

経歴

デビュー前

田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

6月20日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

7月3日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた3戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

9月19日、中7週で迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したアーリータイムを差し切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月4日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦の’99ベストステッキ特別（8）（船橋ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったキタサンステエジに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月20日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のオクトーバーフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月30日、中0週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は二本柳壮騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、5着に終わった。

11月16日、中1週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた8戦目は、3歳戦の’99ベストステッキ特別（11）（船橋ダート1600m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は田中勝春騎手（4戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のダイワローヤルに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2000年）

5月27日、約6か月半の休み明けで迎えた9戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

6月18日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、伸びてきたマルゴウィッシュ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

7月2日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で嘉藤貴行騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

7月29日、中3週で迎えた12戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月20日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下の松戸特別（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（3戦0勝）。17頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き13着に敗れた。

5歳（2001年）

1月20日、約5か月の休養明けで馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き15着に敗れた。

6月2日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg絞って迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で嘉藤貴行騎手（5戦0勝）。18頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着に入った。

6月23日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で嘉藤貴行騎手（6戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では出色の末脚を披露したが、3着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

8月5日、中2週で迎えた18戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

8月26日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り雨/良）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（7戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下の佐倉特別（中山芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（8戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。