マジックスピーチ（2017年生、母レイジーリヴァー）

経歴

デビュー前

1歳のとき、日の出牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、前田幸治によって1,674万円で落札された。

2歳（2019年）

9月1日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 小雨/重）に出走。馬体重は444kg。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

11月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のコンウィに1馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2020年）

1月25日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（京都ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では圧巻の末脚を披露したが、3着に終わった。

2月22日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（京都ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったジゲンに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

3月15日、中2週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

5月16日、中8週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（京都ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず11着に敗れた。

6月20日、中4週で迎えた8戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート2000m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

10月17日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず最後はシェアザモーメントと並んで9着同着となった。

10月31日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

11月22日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（5戦1勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したリトルクレバーを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

12月6日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、抜け出したルモンドにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月27日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤岡佑介騎手（7戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、4着に終わった。

4歳（2021年）

4月11日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤岡佑介騎手（8戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したジローに3/4馬身届かず2着に敗北した。

5月2日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で藤岡佑介騎手（9戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたラヴネヴァーエンズ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5月30日、中3週で迎えた16戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったサンライズシェリーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

5歳（2022年）

9月17日、約16か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で今村聖奈騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったインベルシオンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6歳（2023年）

1月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今村聖奈騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るブラジリアンソングを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

2月5日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの由布院特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で今村聖奈騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、5着に終わった。

4月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの六波羅特別（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では脚を伸ばせず14着に敗れた。

2023年5月6日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。