タイセイウインク（2013年生、母シルクアグライア）

タイセイウインク（2013年3月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋きらめき」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエンパイアメーカー（当時13歳）と交配したシルクアグライアが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）オリエント牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方20戦3勝2着7回。主な勝ち鞍は2017年の4歳以上C2-8。

経歴

デビュー前

1歳のとき、オリエント牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、田中成奉によって594万円で落札された。

森田直行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

3月6日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

6月26日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

7月23日、中3週で迎えた4戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

8月18日、中3週で迎えた5戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、勝ったシングンアルテミスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月3日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた7戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、ボンニデーにハナ差交わされて2着に甘んじた。

10月9日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C2 28（佐賀ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトモジャミールに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月22日、中1週で迎えた9戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 16（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったアシャカクールにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

11月12日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、ホッコーマグニートに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

11月27日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C2 15（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサルタレロに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月24日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（4戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、グランポルトスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2017年）

1月8日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したテイエムオールマルを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

1月22日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（6戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシャドウリクルートに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

2月12日、中2週で迎えた15戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、SAGAジョッキーズグランプリトライアル（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

2月25日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（7戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は田中純騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

4月29日、中5週で迎えた18戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた19戦目は、マスターシリーズ（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は山口勲騎手（8戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中直人騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

7月9日、中3週で迎えた22戦目は、オッズパーク杯（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったナウシカに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月23日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹吉徹騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。