グルメサンシャイン（1994年生、母マヤノクローバー）

グルメサンシャイン（1994年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラトウコウ（当時13歳）と交配したマヤノクローバーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）広富牧場。戦績は、中央平地26戦5勝2着2回、地方14戦1勝。主な勝ち鞍は1999年のブラジルカップ(1600万下)。

経歴

デビュー前

田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1997年）

5月11日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のミヨシタイガーを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

8月23日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

9月21日、中3週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアラビアンナイトにハナ差届かず2着に甘んじた。

10月11日、中2週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るユニオンヒルを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて順当に勝利した。

10月26日、中1週で迎えた5戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の紅葉特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（3戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月15日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の晩秋特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（4戦2勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

12月6日、中2週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の初霜特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（5戦2勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

4歳（1998年）

3月7日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

3月21日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下の両国特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（6戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のマイネルジェイソンを3/4馬身振り切って3勝目をマークした。

4月12日、中2週で迎えた10戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下の千葉ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

5月10日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の薫風ステークス（東京芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は加藤和宏騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、逃げるワイルドバッハを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

6月7日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下のむらさき賞（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

5歳（1999年）

2月6日、約8か月の休養明けで迎えた13戦目は、5歳以上900万下の節分賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の春光賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和宏騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のショウナンナンバーをハナ差振り切って4勝目を手中に収めた。

3月20日、中3週で迎えた15戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下の但馬ステークス（阪神芝2000m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

5月2日、中5週で迎えた16戦目は、5歳以上1600万下の府中ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に敗れた。

10月3日、約5か月の休み明けで迎えた17戦目は、4歳以上1600万下の外房ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（6戦1勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

11月7日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上1600万下のブラジルカップ（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のミヨノショウリをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。

11月27日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のキャピタルステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（7戦3勝）。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

6歳（2000年）

4月15日、約4か月半の休養明けで迎えた20戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の卯月ステークス（中山芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

5月14日、中3週で迎えた21戦目は、5歳以上1600万下の立夏ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（8戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

7歳（2001年）

1月21日、約8か月半の休養明けで迎えた22戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の石清水ステークス（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた23戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のバレンタインステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

2月17日、連闘で迎えた24戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の春望ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。

5月20日、約3か月の休み明けで迎えた25戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のフリーウェイステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、6着に入り込んだ。

11月17日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた26戦目は、3歳以上1600万下の秋嶺ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦1勝）。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

8歳（2002年）

2月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、木村芳晃騎手を鞍上に迎えて、こぶし特別（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のホシノグッドラックに1馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

2月18日、中1週で迎えた28戦目は、きさらぎ特別（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村芳晃騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。10着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた29戦目は、地方重賞の足利記念（足利ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村芳晃騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月24日、中2週で迎えた30戦目は、斉藤誠騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の開設記念（高崎ダート2100m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。11着に敗れた。

5月5日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた31戦目は、端午特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は木村芳晃騎手（3戦1勝）。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月1日、中3週で迎えた32戦目は、やまもも特別（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村芳晃騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月30日、約6か月の休養明けで迎えた33戦目は、白菊特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村芳晃騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた34戦目は、師走特別（宇都宮ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で木村芳晃騎手（6戦1勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月30日、中2週で迎えた35戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、那珂川特別（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

9歳（2003年）

1月9日、中0週で迎えた36戦目は、小野三夫騎手を鞍上に迎えて、新春特別（宇都宮ダート1900m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた37戦目は、地方重賞の織姫賞（足利ダート1900m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小野三夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた38戦目は、立春特別（宇都宮ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小野三夫騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。12着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた39戦目は、ナポレオンソロ特別（足利ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小野三夫騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた40戦目は、カタクリ特別（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小野三夫騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。