インターユニーク（1991年生、母ノースギフト）

インターユニーク（1991年2月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のタマモクロス（当時7歳）と交配したノースギフトが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地41戦6勝2着5回。1996年の産経大阪杯(G2)で2着に入った他、1997年の京都大賞典(G2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高松邦男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1993年）

7月18日、デビュー戦は田面木博公騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた2戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

3歳（1994年）

5月7日、約9か月半の休養明けで迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。最後はトリプルラッキーと並んで2着同着となった。

6月26日、中2週で迎えた6戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のサファリアスワンを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

7月10日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したトウホーケリーに半馬身届かず2着となった。

7月23日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

8月13日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上500万下の噴火湾特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（5戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

9月11日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったシービーソヴリンをクビ差捉え切れず2着となった。

9月25日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の印旛沼特別（中山芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（6戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（7戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の会津特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミョウエイマリノスを豪脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月19日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の磐梯山特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（5戦2勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るワンダフルタイムを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って勝利をモノにする

12月11日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 小雨/良）に50kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田面木博公騎手（8戦0勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に敗れた。

4歳（1995年）

4月2日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、ハンデ戦の船橋ステークス（中山芝1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は小野次郎騎手（6戦3勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって7着に終わった。

4月15日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、ハンデ戦の難波ステークス（京都芝2200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（7戦3勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の薫風ステークス（東京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は田面木博公騎手（9戦0勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた20戦目は、府中ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（10戦0勝）。18頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

6月11日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、4歳以上900万下の支笏湖特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（11戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

6月25日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた22戦目は、4歳以上900万下の道新スポーツ賞（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田面木博公騎手（12戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のポプラステークス（札幌芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で田面木博公騎手（13戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

7月22日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下の阿寒湖特別（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で田面木博公騎手（14戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で田面木博公騎手（15戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入った。

8月20日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下の松前特別（函館芝2600m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で田面木博公騎手（16戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上900万下の大沼ステークス（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田面木博公騎手（17戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のフロイラインマリアをハナ差振り切って4勝目を奪取した。

5歳（1996年）

2月11日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた28戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、G2の京都記念（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

3月2日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた29戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、但馬ステークス（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したベッスルキングにアタマ差届かず2着となった。

3月16日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた30戦目は、東風ステークス（中山芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は田面木博公騎手（18戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のグルメフロンティアを半馬身振り切って5勝目を手中に収めた。

3月31日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた31戦目は、G2の産経大阪杯（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（19戦2勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したタイキブリザードにクビ差届かず2着となった。

4月21日、中2週で迎えた32戦目は、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（20戦2勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

6歳（1997年）

3月9日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた33戦目は、G2の中山記念（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田面木博公騎手（21戦2勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた34戦目は、G2の日経賞（中山芝2500m 曇/重）に出走。鞍上は小野次郎騎手（8戦3勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた35戦目は、G3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（9戦3勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

9月14日、約5か月半の休養明けで迎えた36戦目は、G2のオールカマー（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（10戦3勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた37戦目は、G2の京都大賞典（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（11戦3勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月19日、中1週で迎えた38戦目は、ハンデG3のカブトヤマ記念（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小野次郎騎手（12戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

11月16日、中3週で迎えた39戦目は、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小野次郎騎手（13戦3勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら13番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、4着に入った。

12月7日、中2週で迎えた40戦目は、ディセンバーステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で小野次郎騎手（14戦3勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホーセズネックに4馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

12月21日、中1週で迎えた41戦目は、G1の有馬記念（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小野次郎騎手（15戦4勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。